正実のなんでもICT相談室リターンズ その72 動画授業で生徒のエンゲージメントを高めるには
本日の動画
Q:はい、ということで先週のつづきですね。
A:先週動画作れんかったしねぇ。
Q:口内炎酷かったですね。
A:体調管理には十分皆さんもご留意ください。
Q:ということで先週はKahoot!の質問に
答えましたが他にも生徒のエンゲージメントを
高めるような仕組み・仕掛けってありますかね?
A:そもそもさ、エンゲージメントを高めるには
どうせなあかんと思う?今の動画授業の問題点
って何?
Q:まずは20分でも「ずーっと先生の話を聞き続ける」
って状態が続くことですよね。あれ、思ったより
しんどい、って生徒も言ってました。
A:だよね。ALとか言ってやってきたにもかかわらず
いきなり「俺の話を聞けー!」の昭和に逆戻り。
ありえないよね。
Q:はい、下手すると生徒聞いてるフリして
画面録画して、別のことやってる生徒いると
思います。
A:なんでそう思うの?
Q:画面録画した方が、見返せるし、わからんって
思ったら巻き戻せるし、ノート真面目に取ってたら
「ここで止めたい」と思った時に止められる
じゃないですか。
A:オンライン授業<Youtube 説有力ですね。
Q:本当にそう。ということは、録画だけして
別のことやっていよう、では
生徒のエンゲージメント0ですよね。
A:じゃ、どうしたらいいんだろうねぇ。
Q:授業の前にできること、オンライン授業中、
授業後、それぞれできることを分けて
考えることができますよね。
A:そうだね。
<授業前>
1)予習した内容についての質問の回収
ーgoogleform / MS formsの「記述」アンケートで
の回収→オンライン授業内で答えてもらえるかも
と言う期待がエンゲージメントアップ
ー他の生徒の質問からの学び
「あぁ、それ、私も聞きたかった」
→その時間にオンライン空間にいる意味
ありますよね。
2)授業内・特にウォーミングアップ
Quizlet Live!でウォーミングアップ
オンラインで「同じクラス・学年の誰かと
協力して単語クイズ」に挑むことで擬似的に
協働性を体感。(これが一番今生徒が渇望
してること。Breakout Room / sessionを
使えるなら絶対に使った方が良い。)
3)授業内ーmentimeterやwooclapなどを使って
「その場でアンケート・発問」リアルタイム処理
で「その時間にオンライン空間にいる理由」を
作り出す。
Line形式"Speech Bubbles"形式の質問で
「臨機応変に質問ができるー参加の意味が出る」
自己効用感も感じられる。一方通行の講義型授業
はむしろ自己効用感落ちると思いますよ・・
授業後ーさらに質問をGoogleForm/ MS Formsでやりとり。
この辺りはClassiやEdmodo、Youtubeに動画
アップであればコメント欄でのやりとりなど
やりようはあるかな、と。
Q:いずれにしても、今回のコロナで生徒同士の
つながりが希薄になっていることも気になるところです。
A:その繋がりの起点になれるような授業デザインができれば
最高ですね。
Q:とはいえ、最初からハードル上げるのはしんどいので
やれそうなところから紹介させていただきました。
A:何かの参考になれば幸いです。ではまた。
正実のなんでもICT相談室リターンズ その71 動画授業の可否は別にしてその後に来ることを予測・・・
Q:本日A先生、口内炎が酷くてまともに
しゃべれませんので動画はお休みです。
A:申し訳ないです。
Q:で、京都のN先生からお題をいただいてます。
「カフートを授業で使おうと
ふと思いついたのですが、
学生から1人一問問題作らせて、
それ統合してクイズ作るとかしたいんです。
操作ややこしいですかね?
さくっとできます??」
A:でも、本当、動画授業やること、
リアルタイム配信とかばっかり考えてるけど・・・
Q:生徒に思考させたり、表現させる、または
評価のこと考えないとダメっすよね・・・。
じゃ、A先生、質問への返答お願いします。
A: Kahootはですね、実は問題の元になる
Excelファイルを先にDLしておき、
エクセル上で作業をしてから、
kahoot上でそれを読み込むことができます。
Q:まずはアカウント作って準備をお願いします。
A:アカウントができたら、右上にある
CREATE のボタンを押します。
Q:CREATE A NEW KAHOOT!ってのが出てきました。
A:
1)左上のnew kahoot!で新規作成します。
2)で、何も無い段階で、左下のimport spreadsheet
をクリックします。
Q:spreadsheetって聞くと「何それ!?」って驚く
先生もいるかと思いますがエクセルって、
マイクロソフトの商標なので、、、大人の事情
なんでしょうね。でも、importするものまだ
作ってないのにいいんですか?
A:ムムッ、いいんです。
そこがコツなのです。
1. Download our template
をまずクリックすると任意の場所にファイルが
保存できます。その後の指示も書いてあります。
2. Fill it out and save as .xlsx
3. Drag and drop it here
なので、前もってDLしておくといいですね。
Q:ではN先生への回答となると・・・
A:このファイルを何らかの形で配布して
Q:そこもどうやって?をざっくりでいいので
解説してください。
A: 考えられるのはDropbox、Google Drive、
Onedrive、iCloudあたりかな?と思うけど。
1)一旦、自分のアカウントの任意の場所に保存。
2)ファイル上で右クリックすると「共有」設定が
だいたいあると思うのでそれにチェックを入れる。
3)共有リンクがコピーできるのでそれをコピー。
4)できればbit.lyみたいな短縮メールアドレスで
共有リンクを短縮化
5)もう一つ丁寧にするならhttps://qr.quel.jp/
を使ってQRコード化すれば、いいんじゃないかな。
Q:今時の学生、パソコン持ってないかもしれません!
A:あ、うちの高校生のことね。はいはい。
そういう人はGoogleの無料アカウント作って
もらってGoogle Spreadsheet っていう無料の
表計算ソフト使って貰えばいいんですよ。
Q:あ、なるほど。それで、問題と答え作って
このspreadsheetに入力して保存して送り返して
貰えば・・・
A:各生徒からのファイルを開いてコピペすんのが
この方法だと面倒だけど、他の生徒から改竄される
可能性が潰せるかな。
信頼できる生徒なら、「共同編集作業」で同時に
一つのファイルに生徒たちが書き込んでいくのも
面白いかも。
そのやり方はまた次回にでも。
Q:ではまた。
正実のなんでもICT相談室リターンズ その70 WinでもMacでもできる簡単な授業動画の作り方
本日の動画:https://bit.ly/2ViSNPw
Q:さて、いよいよ、オンライン授業をせざるをえない
状況になりました。
A:今日は緊急性が高い「授業動画の作り方」復習です。
Q:Youtubeアナリティクスでも、「動画」「授業」に
検索ワードが集中してるのも事実ですしね。
とういうことで、今日は以前チラッと紹介しましたが
Zoomでできる「授業動画作成」を紹介します。
A:まずは、動画のベースにする素材を用意します。
Q:これは最悪Wordとか一太郎で作成した文書ファイルでも
いいと思います。ちょっと書き込んだりはできませんが、
それでも「ないよりまし」ですねー。生徒に配布してる
プリントのデータファイルをそのまま、またはPDF
ファイルにすると慣れてない生徒にとっては
メモも取りやすくていいと思います。
A:次にZoomの画面共有のボタンを押し、
共有する元を選択します。ここで、今開いた
文書のアプリケーションソフトを指定します。
wordならwordを指定すれば、その画面を共有元に
していされます。
Q:これで「レコーディング」を押せば録画されますね。
A:Wordやパワポなどを操作しながらお話ししてもらう
だけで講義動画が作れます。ただ注意しないといけない
のは「終了」しないと、動画ファイルへの変換が行われ
ないこと、変換されたファイルはZoomのアプリケーション
フォルダの中に日付ごとに生成されるので、場所を探す
のが苦労するかもしれません。
Q:細かいコツはとりあえずおいておいて、まずは始める
ことが大事なのだと思います。慣れや完成度は後から
付いてきますから、まずは作り始めましょう。
A:その必要があれば、ですけどねw
正実のなんでもICT相談室リターンズ その69 iPadをコロナから守りましょうー。
(今回、iPadのみで動画を作ってみました。
新しく自分への試みとして、Luma Fusion
というアプリで作ったので不慣れな部分が
ありますのでご了承ください、音量調整
とか。ただiPadのみでここまでできれば
すごくないですか?
https://apple.co/3ck4qvo ¥3690有料です)
Q:さて今日はどうしますか?
A:まぁ、本当にコロナ・コロナって感じなので
気分を変えて外で収録しました。
Q:って、世の中緊急事態制限じゃないですか。
A:だから人がいない公園で撮影してきましたよ。
「春を届けるために、ね。」
Q:何カッコつけてるんですか。
A:まぁ、いいじゃないんの。
Q:で、今日はどうしますか?(2回目
A:いや、気分変えるっていったけど、
こんなニュースみてね・・・
Q:うわー、盲点ですねぇ。
タブレット経由が疑われてるんですね。
プログラミング的なウィルスだけじゃなく
本当のウィルスからもiPad守らなきゃいけない
って、本当、ディストピア。
A:まぁ、自分のタブレットを貸すとか
共有するわけじゃないけど、
確かに、除菌シートとかでガシガシ拭けたら
その方がいいよね、って思ってさ。
Q:で、何買ったんですか?
A:これだよ。ケース。
Q:おぉ、これはいいですね。
A:だって、
1)手でiPadPro10インチを片手で持っても
安定感ある
2)スタンド使って立てられる
3)完全防備だから外装をガシガシ拭ける
4)各端子が防備できるからちょっとした
雨が降ってきてもなんとか大丈夫
(生活防水ではないので注意!)
Q:しかも3千円切るっていいですよね。
でも、今まで使ってたSmart Keyboard
のdodocoolのキーボード使えないですね。
A:これも悪くはないんだけど。純正より安いし。
smart keyboardって、iPadと密着してないと
使えないんだよ。
Q:今時密着って危険ですよね・・・って
iPad関係ないでしょw
A:ただ、iPadから充電できるとはいえ、いつも
くっついてると寝転がったりとかして使うときに
面倒だし、なんか、「iPadとKeyboardは離れて
ていいかな・・・マウスも使い出したしな」
って思い始めてね・・・そうなるとフルカバー
でもいいわけですよ。
Q:たしかに。この間Keyboardも買われてましたしね。
A:これね!https://amzn.to/2XyghS5
これはめっちゃいいですよ。三つ折りでしまえる
し、ガチャーン!って感じのメカ感。そして
フルアルミの質感。
(さっき見たら、メーカーと外見が若干違うけど
https://amzn.to/2V7wfB3なんてのもありました
けど、見た目カワイイから女子はこっちも
いいかも。)
Q:先生好みですねw
A:ま、そういう感じで、とりあえずiPadは完全防備
ってことで・・・。
Q:安全第一で、生きぬきましょう!!
A:だね。
Q:最後、告知でーす。
A:また、Zoom交流会をしたんですが、茨城の川島
先生とZoom達セミやろーという話になりました。
まだいつやるかは決めてませんが、スライド作り
の達人の川島先生に必殺テクニックを教えてもらう
的な流れを考えていますが、また、ちょっとやり方
や講師をT先生と相談したいと思いまーす。
Q:希望等ありましたら、達人セミナーT先生まで
リクエスト投げてくださいねー。
連絡先はメールマガジン「英語教育の達人をめざして」
を登録して連絡先を探してくださーい。
A:ではまた!!
正実のなんでもICT相談室リターンズ その68 Zoomで授業する、その前に!(後編)
本日の動画:https://bit.ly/2yGKtQB
Q:ということで、後半です。
A:メルマガでは「ここは!」という部分だけ
おさえていきましょう。
Q:項目先に出しますか?
A:はい
1)ミーティング管理ツールバーを常に表示する
2)取り除かれた参加者を再度参加させることを許可
ミーティングにて(詳細)の項目で・・・
3)ブレイクアウトルーム←これ大事!チェック入れる。
4)バーチャル背景(要そこそこのパワーがあるPC)
5)待機室(チェック入れる!)
「その他」の項目で・・・
6)iOSタスクスイッチャーでスナップショットをぼかす
についてざっと解説します。
Q:
1)ミーティング管理ツールバーを常に表示する
A:画面が小さいタブレットでホストするときは
オフにして必要な時だけ画面をタッチして呼び出す
のでいいかも、と思います。
Q:
2)取り除かれた参加者を再度参加させることを許可
A:「おいた」をした生徒を退出させたあと、
チャット等で指導して戻す際にチェックを入れて
おくと戻せる、ってものですが、なくてもいいかも
しれませんね。
Q:ミーティングにて(詳細)の項目にうつります。
3)ブレイクアウトルーム
A:これ大事です。おそらくZoom使う先生方は
この機能目当てだと思うのでチェック入れないと
使えません。
ただし1)ホストであること、2)PCであること
3)できればしっかりとした速度のある回線で
実施することが望ましいと思います。
Q:
4)バーチャル背景
についてはどうですか?
A:確かに生活感のある背景、色々な情報がある
職員室から配信というのはなかなか気を使うものです。
Q:見られたくないものありますもんね。
A:そういう時には使えますが、注意点としては
そこそこのPCパワーを使うので気をつける。
余裕がない場合は背景を用意することです。
もう、本当にニトリのシーツでもいいんで
白地の布をつっかえ棒とかで引っ掛けるだけでも
いいと思いますから。
Q:そうすればクロマキーで使える可能性が
ありますね。そうじゃないときは場所を工夫する
しかないですね。
A:いっそ、おしゃれなスタバの屋外席とかね。
Q:それ、いつもの場所じゃないですか。
見られたくない系でいうと順番前後しますが
6)iOSタスクスイッチャーでスナップショットをぼかす
これもそうですよね。
A:そうだねー。特に支給されてない私物iPadとか使うと
ホームボタン二回押しでアプリ切り替えの
「タスクスイッチャー」が立ち上がりますが、
他の使用中アプリとか見られたくないって思う
とおもうので、この機能は助かりますね。
Q:最後、5)待機室・・・ですが。
A:これは、参加者がいきなりグループセッション
はいるんじゃなくて、待機室で許可して初めて
グループに入れるという「ワンクッション」機能
ですがZoom Bomber対策ってことでしょう。
これもチェックを入れておきましょう。
その他細かいところは動画をみてください。
ではまたー。
Q:
あ、今週もZoom体験会やりたいと思いまーす。
前回はA先生のMacBookProが不具合で、臨時的に
iPadProでホストをしたことで色々迷惑をおかけ
しましたが今週末もやろうと思います。
A:開催日希望調査とりますのでご回答ください。
では、またでーす。
正実のなんでもICT相談室リターンズ その67 Zoomで授業する、その前に!(前編)
Q:Zoom体験会盛り上がりましたね。
A:うん、3回で述べ50人ぐらいは
参加されたんじゃないのかな?
Q:ホスト役にも挑戦していただいて
よかったですね。
A:でも、色々気づいたことがあるので
シェアをしていきたいけど、
話し出すとキリがないんですよね。
Q:動画も長くなっちゃいましたね。
A:なので、前編後編に分けます。
1)
A:まず、「今なら教育系のメールアドレス
ac.jpやed.jpのアドレスをお持ちだったら、
そのアドレスで申し込みましょう。
Q:色々ある無料アカウントの制限がなくなります。
2)
A:パーソナルミーティングIDは公開しない!
Q:Zoom Bombingといういわゆる「あらし」
行為が報告されるようになりましたが、
安易なID公開が原因ということも十分あり
えますので、気をつけましょう。
3)告知はクローズドの仲間内で!
Q:告知をする際にミーティングIDと、
セキュリティが強化されてパスワードが
ランダムに振られるようになりました。
A:でも、告知をオープンにすることで、
「誰でもそこに入ることができる」
ようになりますから、変なことをされる
可能性も高まりますので、クローズドな
環境、つまりメール、会員制のフェイスブック
グループなどでの告知に止めるべきでしょう。
3) ミーティングを開催する前に
ブレイクアウトルームができるように
チェックを入れておく!
Q:これがないとZoomの魅力半減ですよね。
A:これは参加者を少人数グループに分け
(人数もこちらで指定可能)
グループやペアで一定時間の間、
交流させることができます。
Q:ただ、あらかじめHPにアクセスし、
設定をOnにしておく必要がありますので
HPにログインして、「アカウント」から
マイ設定で、設定してくださいね。
4)授業でやるならファイル転送はカット、
プライベートチャットも原則カット。
A:まぁ、最初は先生方がZoomに慣れる
必要があるのでこういう付加的な機能は
徐々に増やせば良いんじゃないか?と。
Q:ですよね。
A:あと細かいことは動画で解説してますので
よかったらご一読ください。
ではまた。
正実のなんでもICT相談室リターンズ その66 iPad OS 13.4にアップ、そしてマウス対応へ!
本日の動画:
Q:先週のZoom交流会よかったですね。
A:はい、ただメルマガで日時まで告知してませんでした。
Q:やっちゃいましたね。
A:なので、第二弾やります。
今週土曜日4月4日21:00スタートです。
Zoomミーティングに参加する場合はこちらをタッチ
https://us04web.zoom.us/j/3389297170
もしミーティングIDを聞かれたらこの番号で。
ミーティングID: 338 929 7170
特に話題は用意してませんのでゆるーく近況報告
を、と思っています。
Q:で、今日の話はどうするんですか?
A:今日はね、iPadでマウスが使えるようになった
という話をしたくて。
Q:バージョンが上がりましたもんね。
13.4でしたっけ。
A:そう。で、マウスに正式対応したんだ。
Q:ただ、これまでもあった「AssistiveTouch」
機能の延長なんですよね。
A:とはいえ、実際触ってみると「意外といける」
と思ったよ。
Q:設定方法は?
A:設定ーアクセシビリティータッチーAssistiveTouch
までたどり着いてください。
Q:その中段ほどに「ポインティングデバイス」の
欄があるからそこをタッチしてください。
A:Bluetoothマウスをペアリング状態にして
(だいたい、ペアリングボタン長押し)
放置してると、そのマウスの名前が出てきます。
出たらマウス動くと思います。
Q:あ、本当ですね。ぬるぬる動きますね。
A:純正のトラッキングパッドも評判いいらしい
ですが、2000円のマウスでも十分使えます。
ぜひお試しください。