日本の(地理的)中心でICTに愛を叫ぶブログ

岐阜県の公立高校でICTを使った英語の授業をしている者です。ただどんどん関東エリアや、日本各地の私学の先進的な事例を聞くと「このままで大丈夫か?」と焦りを感じながらゲリラ的にやれることからコツコツとICTを活用した授業を展開しており、その一端をご紹介している次第です。

正実のなんでもICT相談室リターンズ その72 動画授業で生徒のエンゲージメントを高めるには

本日の動画

https://bit.ly/35wD5DP

Q:はい、ということで先週のつづきですね。

A:先週動画作れんかったしねぇ。

Q:口内炎酷かったですね。

A:体調管理には十分皆さんもご留意ください。

 

Q:ということで先週はKahoot!の質問に

 答えましたが他にも生徒のエンゲージメントを

 高めるような仕組み・仕掛けってありますかね?

A:そもそもさ、エンゲージメントを高めるには

 どうせなあかんと思う?今の動画授業の問題点

 って何?

Q:まずは20分でも「ずーっと先生の話を聞き続ける」

 って状態が続くことですよね。あれ、思ったより

 しんどい、って生徒も言ってました。

A:だよね。ALとか言ってやってきたにもかかわらず

 いきなり「俺の話を聞けー!」の昭和に逆戻り。

 ありえないよね。

Q:はい、下手すると生徒聞いてるフリして

 画面録画して、別のことやってる生徒いると

 思います。

A:なんでそう思うの?

Q:画面録画した方が、見返せるし、わからんって

 思ったら巻き戻せるし、ノート真面目に取ってたら

 「ここで止めたい」と思った時に止められる

 じゃないですか。

A:オンライン授業<Youtube 説有力ですね。

Q:本当にそう。ということは、録画だけして

 別のことやっていよう、では

 生徒のエンゲージメント0ですよね。

A:じゃ、どうしたらいいんだろうねぇ。

 

Q:授業の前にできること、オンライン授業中、

 授業後、それぞれできることを分けて

 考えることができますよね。

A:そうだね。

 

<授業前>

 1)予習した内容についての質問の回収

  ーgoogleform / MS formsの「記述」アンケートで

   の回収→オンライン授業内で答えてもらえるかも

   と言う期待がエンゲージメントアップ

  ー他の生徒の質問からの学び

   「あぁ、それ、私も聞きたかった」

   →その時間にオンライン空間にいる意味

    ありますよね。

2)授業内・特にウォーミングアップ 

  Quizlet Live!でウォーミングアップ

  オンラインで「同じクラス・学年の誰かと

  協力して単語クイズ」に挑むことで擬似的に

  協働性を体感。(これが一番今生徒が渇望

  してること。Breakout Room / sessionを

  使えるなら絶対に使った方が良い。)

 

3)授業内ーmentimeterやwooclapなどを使って

  「その場でアンケート・発問」リアルタイム処理

  で「その時間にオンライン空間にいる理由」を

  作り出す。

   Line形式"Speech Bubbles"形式の質問で

  「臨機応変に質問ができるー参加の意味が出る」

  自己効用感も感じられる。一方通行の講義型授業

  はむしろ自己効用感落ちると思いますよ・・

 

授業後ーさらに質問をGoogleForm/ MS Formsでやりとり。

    この辺りはClassiやEdmodo、Youtubeに動画

    アップであればコメント欄でのやりとりなど

    やりようはあるかな、と。

Q:いずれにしても、今回のコロナで生徒同士の

 つながりが希薄になっていることも気になるところです。

A:その繋がりの起点になれるような授業デザインができれば

 最高ですね。

Q:とはいえ、最初からハードル上げるのはしんどいので

 やれそうなところから紹介させていただきました。

A:何かの参考になれば幸いです。ではまた。