日本の(地理的)中心でICTに愛を叫ぶブログ

岐阜県の公立高校でICTを使った英語の授業をしている者です。ただどんどん関東エリアや、日本各地の私学の先進的な事例を聞くと「このままで大丈夫か?」と焦りを感じながらゲリラ的にやれることからコツコツとICTを活用した授業を展開しており、その一端をご紹介している次第です。

正実のなんでもICT相談室(88)Tellagami&iMovie(iOS版)を使ってお手軽動画作成

本日の解説動画

→ http://bit.ly/2klUud7

Q:あれ?体調悪いんですか?

A:夕べから熱がひどくてねれなかったんだよね。

Q:それ、インフルじゃないんですか?

A:うん、だからこれだけやったら今日帰るから

 あとよろしくね。

Q:って、そんな短時間で動画とか作れないでしょ。

A:いや、iOS版のiMovieならそれができるんだ。

Q:えー、そうなんですかー。じゃ、チャチャッと

 作って病院行ってください。

A:うん。

Q:手順だけ簡単に説明してくださいよ。

A:

1)Tellagami Eduでパラグラフごとに動画を作っておく。

2)iMovieを立ち上げて、作った動画を組み合わせる。

3)Tellagami動画の最後のCMをカットする。

4)トランジション(場面切り替え)は自動で設定してくれる

5)ピクチャインピクチャで動画の中に動画をはめ込む。

6)できたら書き出す(書き出した動画は「写真」に

   保存される。こんな感じかな。

Q:じゃ、あとは解説動画で見ればいいですね。

 手軽でいいですねー。と言うことで先生、病院行ってください。

A:ハイ・・・

PSこのあと病院で検査したら陰性でした。皆様も

 インフルエンザには十分お気をつけください。

 

正実のなんでもICT相談室(87)Tellagamiを使って導入動画を簡単作成Part2

解説動画こちら

http://bit.ly/2jW4f1t

Download Puppet Pals2

http://apple.co/2jDmJAY

Q:先週の続きですね

A:前回はTellagamiの使い方をチェックしました。

 で、この話のパート2なんだけど、

Q:パーソナルスペースが日本人とイタリア人では

 違ってて日本人が後ずさりするたびにイタリア人

 が間合いを詰めて部屋をぐるぐる回るって話ですか?

A:あれ、動画で見せたらすぐわかると思わない?

Q:あー、いいですねー。パワポのアニメーション

 で作るの、めんどくさいっすね。

Aはい、そこでPuppet Palsというアプリ。

 有料版はキャラクター、背景などが

 かなり自由に変えられるよ。

Q:生徒でロールプレイさせてもいいですね。

A:じゃ、詳しい手順は動画をみてくださいね、ということ

でまた来週。ではでは〜。

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本日のおたよりコーナー

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Q: A先生、G大学のT先生から質問メールが来てます。

「最近、新しいパソコンが気になり始め、性能表を見ると

HDD(ハードディスクドライブ)の代わりにSSDという

ものが結構出回っています。これってなんでしょう。

またHDD500G(ギガバイト:データの単位、1000メガバイト

SSDの256Gではどちらがいいと思いますか?」

 

A:おー、久しぶりに質問メール来たー!!

 ということで解説したいと思います。

    HDDはハードディスクドライブです。

 これまで人類はカセットテープ、

 フロッピー、ハードディスクと磁性体記憶媒体

 を使ってました。

Q:そうですねぇ。容量は飛躍的に伸び、値段も

 安くなりました。

A:途中MOドライブってのもありましたが

Q:MDみたいなやつでしょ?2、3年で

 廃れましたよね?

A:光学系メディアはDVDやブルーレイの出現で

 一気に淘汰され、別の記憶媒体が普及し・・・

Q:USBメモリーですよね!!

A:正解。SSDとUSBは原理は同じ

 フラッシュメモリーと言われる

 記憶媒体って考えて。

Q:じゃ、極端な話、

 HDDはフロッピーの化け物、

 SSDはUSBの化け物、

 みたいな捉え方でよろしいでしょうか?!

A:化け物の表現はちょっと引っかかりますが

 大容量化した、という意味ではそうだね。

Q:それぞれの利点でなんですか?

A:HDDはどんどん安価になったよね。

 ただ軸回転数が5400rpm(round per minute)の

 ものよりは7200rpmの方が読み込み・書き込み

 速度が速いので回転数はチェックして。

 安いのは5400回転のものが多いから。

 あと、外付けHDDを買うときに注意したいのは、

 USB2.0USB3.0では転送速度が格段に違う。

Q:安いHDDを買うときは注意!

A:SSDはHDDと違ってディスクが軸回転しないから

 読み書きの速度が速いが、大容量のものは高い。

 そのうち値段下がってくるとは思うけど、

 現行ではSSD256Gと500〜1TのHDDが

 同じ価格帯だったりする・・・

Q:で、結局どっちがオススメなんです?

A:そんなに動画編集とか音楽活動しないんだったら

 SSD256Gの方が速くていいと思うよ。

 データを保存するのは外付けHDD1〜2T(テラ、1000G)

 でUSB3.0の軸回転が7200回転以上のものがあれば

 ほぼほぼストレスなく仕事できますよ。ということで、

 何かみなさんも疑問があればお送りください。ではまた。

 

個人的な備忘録(今後の記事の予定)

  1. 明日はtellagamiの最終回、でもiMovie特集になるかも。特にMacOS10のiMovieじゃないとできないと思ってたことが意外にできちゃったので本当にipad版のimovieで十分なんじゃないか、という件
  2. EzcastProの特集を組もうかと思ってます。E-bay経由で買った中国のEzcast(プロじゃないやつ)も人柱してみたのでその報告もしてもいいかなーと思ったけど電波法違反だからメルマガには乗っけられないか・・・という件
  3. グーグル翻訳アプリのリアルタイム翻訳機能について遊んじゃう件
  4. iteachersTV、みんな見てないのかなぁ・・・すごい勉強になるんだけど、という件

あ、まだしばらくは連載生き延びられるな・・・。

と安心したところで今日の前振りは以上で。

 

 

ブログ限定記事 クラウドサービスの比較~チョットスピンオフネタ~

A:前回、Q先生が最後に言っていましたよね。

 「設定変えないと、またいつか、容量増えちゃうよね」

 って。なので、バックアップ用にデータを溜める設定を

 変えましょう、という話をしたいと思います。

 

Q:で、どこに溜めるんですか?

A:ここで登場が「クラウドサービス」です。

Q:前回も出てきましたね、iCloudとか。

A:iCloudの容量は無料では5Gなので今時の写真は

 すぐいっぱいになりますよね。だから写真だけを

 別のクラウドサービスへ送るようにするんです。

 

Q:なるほど。じゃ、どのクラウドサービスがいいんですかね?

A:ちなみにQ先生が知ってるクラウドサービスって何がある?

Q:まずはグーグルがやってるグーグルドライブですよね。

A:これはGメールやってる人にはおなじみのサービスですね。

Q:じゃ、Gメールに対してMicrosoftがやってるのはhotmail&Onedrive

 って感じですか?

A:おぉ、Q先生、こういう話題には強いのね。そう、そうなんだ。

 とりあえずネット界の2大巨頭グーグルとMicrosoft

 主導権争いをしてる。

 無料でもらえる容量でいうとグーグルドライブは

 最初から15G、ワンドライブは5Gだね。

Q:じゃ、どう考えてもグーグルドライブの方がお得ですね。

A:まぁ、ね。でもちょっと待ってほしい。Q先生はパソコンに

 MicrosoftOfficeは入れてるかい?

Q:えぇ、まぁ。

A:Office365を入れる予定ならばワンドライブが1T(テラ)

 ついてくるんだよ。

Q:1Tですか!?(1T=1000Gギガバイト)そうなると

 迷いますねぇ。月1200円ぐらいでしょ・・・。

 最新のOfficeにすぐバージョンアップする人なら十分

 考えてもいいっすね。

 

A: 1Tの外付けハーアドディスク、

 データが飛んだ事とか無い1Tが今1万円ぐらいでしょ。

 でも持ち歩いたりすればデータが読み込めなくなるリスク

 がかなり高まる。それを考えると年間1万2千円で

  1TのONEdriveと最新のOfficeが手に入って、

 ホットメール、Officeと連携がスムーズに出来る。

 もし仮にonedriveだけを有料版にしても

 月170円で50Gでしょ。まぁ、正直写真だけなら

 1Tもいらないと思うけどね。

 

 

号外)明日の英語教育達人セミナー@岐阜は・・・

あります(笑

渡部、1コマ目なので寝坊しないようにお願いします。

何やるか、ですが。やっぱり、最近のOCRがらみは

すごく注目されてるようなので、OCRーGoodNotes

から授業をサクッとプロジェクターでやる実演あたり、

あとはQuizletあたりを一緒にやれれば、と思います。

とはいえ45分1本勝負なので今回は・・・

 

「英語のウォームアップは一切やりません!」

 

とだけ宣言しておきましょうか。

ま、その辺りは巽先生、そして胡子先生がたんまりと

やってくださるようですから〜(邪笑

 

ということで、明日来られる先生方、宜しくお願いします。

 

正実のなんでもICT相談室(86)Tellagamiを使って導入動画を簡単作成

今日からの連載3回で扱う内容をマスターすると

音声教材が付属していない素材の導入動画も

サクッと作ることができます。

→こんな感じの動画ができます。

http://bit.ly/2jpZtcz

 

今週の告知を。日曜日に岐阜で達セミあります。

今回の連載の話をちょっと先取りで扱います。

(他にリクエストあればそのお話しさせて

もらいますが・・・発表内容はそっち方向で

用意してますw)

平成29年1月22日(日曜日)
場 所は 岐阜大学サテライトキャンパスです。

発表は朝一のコマですがランチの時間でも

質問受け付けてますのでよかったら遊びに来て

ください。胡子先生も久々の東海地区上陸です。

(詳細は告知をご覧ください。)

 

今回使うアプリ(すいません、iOSのみです)

Tellagami Edu

http://apple.co/2iAhLTX

Puppet Pals2

http://apple.co/2jDmJAY

 今日の解説動画

http://bit.ly/2jSQpJC

Q:(動画を見て)へー、これって何ですか?

A:Tellagamiというアプリを使ったんですよ。

 この間の名古屋の達人セミナーで京都の

 西山先生が使ってたし、唐沢先生にも

 教えてもらってたけど「放置」してたんだけど

 2年生の進度が早すぎて教科書の内容終わっちゃ

 ッタでしょ。投げ込み教材使うことになったけど

 CDとかついてないから困っちゃったしねぇ。

 んで、こういうのを作ってみたわけだけど、

 やってみると超簡単なので「これは広めないと!」

 って思ってね。ということでちょっと今回は丁寧に

 三回ぐらいに分けてTellagami、そしてちょっと似てる

 けどPuppetPalsを紹介して、これらを使った動画を

 組み合わせてiMovieで完成させるところまでを

 できれば一緒に作っていければ、と思います。

Q:すごい!それ、全部iPadでできるんですか?

A:残念ながらiPadiMovieではそこまではできない

 かな。最後の合成の部分はMac上のiMovie

 やってますが、Windows版のフリー動画作成ソフト

 のWindowsMovieMakerでもできると思いますよ。

Q:そうですか、iPadで完結させるというのも今後

 模索していきたいですね。

 じゃ、今日はTellagamiの使い方、教えてください。

A:やるべきことは

 1)テキストデータを準備する。

 2)Tellagamiのアバターを設定する。

 3)Text-to-Speechのアイコンをタッチ、

   記入欄に先ほど準備したテキストデータを

   貼り付ける。するとテキストデータを

   読み上げ音声に変換してくれる。

 4)あとは動画として保存すると、「写真フォルダ」

   に保存してくれる。

   今日はここまでを扱いたいと思います。

Q:でも、テキストデータ、今回、このプリント

  しかないですよ?手打ちするんですか??

A:先週の話覚えてないの?

Q:あ、OCRですか?

A:そりゃ使わな損ですよ。時間もったいない。

Q:ですね。ということで先週の内容も一回

  復習しておかなきゃ、ですね。

先週の動画はこちら

http://bit.ly/2iFosr8

正実のなんでもICT相談室(85)センター直前。CamScannerを使って少しでも省力化!

 

今日の動画はこちら

http://bit.ly/2jbOTCT

 

Q:あれ、T先生、まだ残って行かれるんですか?

T:今、センター試験直前で特編の授業準備で

 手いっぱいになっちゃって・・・。

 授業で使う問題集も冊子だけでテキストデータ

 ないからパワポで手打ちしなきゃいけないし、

 音声データもないですし。

A:あー・・・。そういう問題集、結構多いみたい

 ですね。せめて音声はつけてほしいですね。

 テキストデータもダウンロード形式で配布

 すればいいのに、って思うんですけどね。

Q:ということで、A先生、なんとかならない

 んですか?

A:まぁ、今更教材を変更するわけにはいかない

 でしょうしねぇ・・(本来は、そういう教材を

 選び続ければ作成する会社も改善はしないでしょう

 から・・・。どうしても特編用に教材を買うって

 いうならCD付き・テキストデータ付き教材を

 選ぶように来年以降検討した方がいいと思いますが)

Q:なんとか、アプリでちょちょいってできないもんです

 かねぇ。

A:僕なら2通りで考えます。

最初の方法は

 1)「写真」アプリで教材を撮影して、

 2)タブレット&プロジェクター

   で黒板に投影する。

 

これが一番簡単です。

見た目はイマイチかもしれませんけど、

センター特編ってどういうものか僕は正直わかり

ませんが(だってセンター試験を受験する生徒が

いる学校で教えたことがないですもん・・・。)

僕の高校時代でも毎時間毎時間時間計って解いて

解説を聞いたり解説配られて「あとは自分でやっと

けー」みたいな感じだったんですが、今もそうなん

でしょうかね。そうだとすると生徒、そんな凝った

板書、欲してないと思うんですけどね・・・。

ただ少しでも文構造とか文全体の中にディスコース

マーカーがこう散らばってますよとか、

そういうものを視覚的・俯瞰的に捉えさせたい

ならデジタルの力を使うのはいいことだと思います。 

Q:でも、もうちょっと見栄え良くしたいですよね。

A:とすると、もうちょっとだけ手間をかけて

1)CamScannerで英文を撮影、

2)「鮮明化」してからPDF化

3)写真フォルダへ転送

4)GoodNotesで新規作成ー追加ーイメージー写真

 の順で選択していって写真フォルダーに転送した

 PDFを指定する。

これだけで授業準備は完了です。スワイプ動作で

映し出す範囲も自由自在なので、俯瞰して

ディスコースマーカーに注目したり、ズームして

センテンス単位の解説をしたり自由に使えると

思いますよ。

Q:これ、いいですよねぇ・・・(でも、GoodNotes

以前にも取り上げたような・・・苦笑)いいものは

何度も紹介していきましょう!!

ただ、やっぱり「綺麗なフォントで映し出したい」

って先生もいるじゃないですか。そういう場合

どうにかなりませんか?映し出した写真がテキスト

データになるとか。

A:あ、そこまで手をかけちゃう?

T:やりたいです。

A:じゃぁ、しょうがないなぁ。

 そういう先生は「デラックスコース」ね。

1)CamScannerで英文を撮影、

2)OCRボタンを押してテキストを抽出

3)クリップボードへ転送

クリップボード=コピペデータを貯めておくところ

4)GoodNotesで新規作成ー追加ーテキストで

  テキストボックスを呼び出し、その中にペースト

  する。

5)あとは生徒が持ってる印刷物(テキストなり教科書)

  と同じ箇所で改行を入れてください。

*英語苦手っていう生徒ほど改行位置が違うと

 「わからん」と投げ出したくなりますから。

Q:なるほど。ここまで手をかけるか、写真で済ますか、

 このあたりの「判断」が重要ですね!!

A:はい、何でもかんでもテキスト化は不要かもしれません。