日本の(地理的)中心でICTに愛を叫ぶブログ

岐阜県の公立高校でICTを使った英語の授業をしている者です。ただどんどん関東エリアや、日本各地の私学の先進的な事例を聞くと「このままで大丈夫か?」と焦りを感じながらゲリラ的にやれることからコツコツとICTを活用した授業を展開しており、その一端をご紹介している次第です。

正実のなんでもICT相談室リターンズ その24 Power Pointを使った音読再考

本日の動画はこちら 

 

http://bit.ly/2RNcU7p

Q:今日はどうしましょうねぇ。

A:鮮度が大事、ってことでBee先生からのお困りごと

 を解決しましょう。「パワポを使って音読をさせて

 るんですが、キーワードやキーワードを表す絵だけ

 を残して、文字が消えていくスライドを作るには

 どうしたらいいでしょうか。」という話をいただき

 ました。

Q:スローラーナー研究会の時の話ですね。

A:はい。でも、Bee先生がやりたいことが明確にイメージ

 できてるので形にするのはそんなに時間かかりません

 でした。やっぱり

 「何を形にしたいのか言語化できるかどうか」って

 大事だと思いますよ。

 

Q:で、具体的にどうすればいいんですか?

A:

1)黒の背景に白字で本文入力

2)文字をコピーしておく

3)1の本文のキーワードになるところを黄色、

  それ以外のところを黒色にかえる。

4)2でコピーした本文をペースとして白字が

  上に来るようにする。

5)の白地を「背景に移動」で表示順を入れ替える。

6)アニメーションの設定から「はなやか」「フリップ」

 で、一文字ずつ黒字&黄色字が表示

 されるようになるとカラオケシャドーイング

 消えるバージョン(キーワードだけ残し)の

 完成です。

Q:おぉ、これいいですね。考えながら読むから消える

 スピードはかなり手加減するぐらいでちょうどいい

 かも。インテイクリーディングの前段階として使え

 そうです。

A:ぜひ使ってみてください。

 

正実のなんでもICT相談室リターンズ その23 iPad Proで手書き(改訂版)

Q:こんにちは。年末年始と達セミで充電完了

 ですね。

A:読者の方に声をポツポツかけていただける

ようになったのは隔世の感ですよ・・・(遠い目

Q:で、今日はどうしますか?

A:赤松先生からリクエスト来てるので、

 「iPadが上手に使えていません。特に手書き&

Apple Pencilの有効な活用方法を教えてください。」

Q:まずはこいつですね。じゃじゃーん!

A:ペーパーライクフィルム〜♪

https://amzn.to/2CWyRsu

amzn.to

これはすぐれものです。12.9インチ版の

iPadPro対応のものが他のサイズより異様に

安いのは「でかすぎて人気がなかった」から

だと思いますが1000円でこんなに書き味

変わるんかね!?って感じ。

Q:今まではガラスフィルム使ってましたよね。

https://amzn.to/2C6jz2I 

 

A先生が買ったのは売っていないようなのですけど、

まぁ、こんな感じのです。

A:ガラスフィルム悪くないんだけど

Q:書き味が「カツカツ」して「ツルツル」だったのが 

 書き味は劇的に変わりました。次は?

A:シリコンカバー!

https://amzn.to/2seUQVB

amzn.to

Q:充電してる時に、ペンの頭(消しゴム付き鉛筆で言う所の

消しゴムの位置に充電用Lightningがあるんですがそのキャップ)

がどっかいくんですけど、このカバーつけてれば紛失防げる&

いつまでも綺麗に使えますw

A:後から後からいいもの出てくるよね、アクセサリー。

Q:もう一個ぐらいネタないですか?

A:これは既出だけど、懇親会でも「ウケ」たので、

有料ノートアプリGoodNotesね。

https://apple.co/2SJBTWn

Q:自分で作成した授業プリントならPDFでiPadに転送、

GoodNotesで開いて、色ペンなどで解説を書き込むこと

が可能ですよね。

投げ込み教材とかなら、スキャナーアプリで読み取って

(おすすめアプリは 

Scanner Pro https://apple.co/2sdpJJR (今480円)とか

CamScanner  https://apple.co/2Rdsrhn

                                  (基本無料but透かし・広告あり)

などを使って読み取り→補正→pdf化してGoodNotes

でひらけばそのまま使えますよー!

A:ってさ、この説明こそ動画いるよね・・・

Q:って、前作った動画でよければありましたよ。

http://bit.ly/1RVSEF0 

A:って、この頃の解説動画って凝ってるよねw

と、いうことで品川の懇親会の回答になってますかねぇ・・・

 

Q:最後に告知です。今回の達セミ@品川で安河内哲也先生が

すぐに使えるパワポテンプレートをシェアしてくださったので

よかったらご活用ください。再配布・再利用大歓迎だそうです。

そして「これは力作だ!」って思うものは安河内先生にも

Pay it forward ならぬPay it backしましょう。

ファイルダウンロードはこちらから→

http://bit.ly/2CWQaK3

 

正実のなんでもICT相談室リターンズ その22 続報!Google Earth Studioで3D動画作成!!

Q:今日はどうされますか?

A: 先週の続きです。ようやくウェルカムメールが来たので、

さっそく使ってみましたがなかなか感動ものです。

昨日の達セミ打ち上げでも「おぉ!」と、

好評でしたよ。

ということで、本日の動画はこちら

http://bit.ly/2BDCJNl

Q:で、どうすればいいんですかね?

A:残念ながらiPadではできないので、PCか

Macをご用意ください。

Q:はい。

A:そしてウェルカムメールで送られてきたアドレス

https://earth.google.com/studio

にアクセスします。

Q:このあいだアクセスした

https://www.google.com/intl/ja/earth/studio

 とは違うので注意してほしいですね。

A:そのあとは、画面展開のテンプレートをつかった

方が最初は設定が楽なので、「テンプレートを使用する」

テンプレートの種類を選び、それから3D動画を作りたい

建造物を検索窓で探すとその場所が出てきます。

次に表示時間を設定してレンダリング開始、です。

Q:シンプルでいいですね。

A:でも注意なのは3Dデータは作れるけど、動画が

作れるわけじゃない。動画にする場合は画面録画で

動画化する必要があるので注意。

詳しくは動画を見ながら試してみてください。

Q:マスターしたら、冬休み明けに社会科の先生に

教えてあげたいと思います。絶対ウケそう・・・

A:ということで今日のお話はこれまで。

昨日までの達人セミナーでも「あ、メルマガ見てます」

って言っていただけました。冬の陣は裏方・進行でしたが

ランチや懇親会でそういうお声を何度もいただき

幸せでした。ありがとうございました。

Q:ことし再開したメルマガ連載もとりあえず

平成最後の年は乗り越えられました。

無理せずたまには休みながら2回目の108

を目指す所存です。来年もよろしくお願いします。

 

正実のなんでもICT相談室リターンズ その21 急報!Google Earth Studioをチェック!!

今日の動画はこちら 

http://bit.ly/2Gb9Nl4

Q:今日は先週の続きですか?

A:いや、今日は急遽、Google が始めた新サービスを

紹介することにした。動画作る時間がなくて、これだけ

しかできなかったけど、まずは動画見て欲しいんだけど、

GoogleEarthにあった3Dデータを使って、動画やアニメーション

を作ることができるサービスを始めたんだ。

Q:すごいですね!!

A:でも、まだ、登録だけを受け付けてて、まだ「受付完了」

メールが来なくて先に進めないからまずはチュートリアル

からチェックしたらどうだろうか。

https://earth.google.com/studio/docs/tutorials/

 

Q:うーん、自分で動画作るときとか、すごくクオリティ

上がりますよね。これはいい!!

A: CNNとかで使いそうな動画も作れちゃいそうだよね。

ドローンがない学校でも上空からの動画作れちゃいそうだね。

Q:また登録が完了したら取り上げましょうね。

A:ぜひそうしよう!

 

正実のなんでもICT相談室リターンズ その20 プレゼンテーションスライドの作り方②配色を考える

本日の動画 

https://youtu.be/cakr12wMAnw

Q:うーん、うーん、、、

A:何悩んでるの?

Q:コンテンツが決まってるのにスライド作りが進まないっす。

 スライドの配色をどうしたらいいのか困ってるんですよ。

A: 「色相環」って知ってる??

Q:シキソウカン?なんですかそれ?

A:ほれ、この情報の教科書にも書いてある。

Q:あれ、本当ですね。色が輪になって並んでるから色相環

 でも、これ、どうやって使うんですか?

A:そこだよね。

 輪の頂点にあるのは何色?

Q:明るい黄色、レモン色っていうか。

A:うん、じゃ、その正反対にあるのは?

Q:紫っすね。

A:そうこの反対にある色を「補色」っていうんだけど、

 補色を組み合わせて考えるとまずはいいってこと。

Q:なるほどなるほど。

A:あとは、3色組み合わせるのがトライアード、

4色を組み合わせるのがテトラード、ちょっと

変わったところでスプリットコンプリメンタリー

ってのもあるけど。

Q:あー、ちょっと用語が多くてお腹いっぱい。

A:だよね。なので、こういうのがあるw

The Psychology of Logo Color in How Consumers View Your Brand
by Larry Kim

http://bit.ly/2zHnUZU

Q:へぇ、企業ロゴの配色ってそういう意味が込められてるんです

ねぇ。なるほどなるほど。

A:デザインされてるものって形、色、マテリアル、それぞれに

意味が込められていると考えると、逆に「この作品の意図は

なんだろう?」ってかんがえるようになるじゃん。

そういう視点でこれからいろんなものを見るといいね。

Q:なるほどー、今日はすごく参考になりましたよ。

A:ま、迷ったら企業ロゴからパクるということで・・・

Q:あんまりやりすぎると「あ、これ、どこかでみたことが

あるなぁ・・・」って思われちゃいますよね。

A:そういう時は「トーン」を変えるといいかもね。

全体を同じぐらい淡くするんだよ。すると、色が落ち着く

から。あんまりビビットな色使いばかりしてると見てる方

は疲れるからね。

Q:なるほどー。

A:じゃ、最後に僕が参考にしてるものを参考文献として

ご紹介しておきますよ。

・見やすいプレゼン資料の作り方

http://bit.ly/2Sq6qIk

書籍版のこちらもおすすめ。

一生使える 見やすい資料のデザイン入門
https://amzn.to/2QwAK6Q

・色彩センスのいらない配色講座

http://bit.ly/2DY9ozP

・ノンデザイナーのための配色理論

http://bit.ly/2rku2mg

正実のなんでもICT相談室リターンズ その19 プレゼンテーションスライドの作り方① 

本日の動画

https://www.youtube.com/watch?v=g8woUiywjYM

Q:G県の英語プレゼン大会、終わりましたねー。

A:今年も熱戦&ハイレベルでした。

Q:運営側としても色々反省点ありましたけどね。

A:まぁ、何か大会とか運営してれば、全く反省点

ない、Everything's gonna be alright!なんてことは

ないからさ・・・

Q:で、今週から通常運転ですか?

A:って、この段階で締め切り時間過ぎてるけどね。

Q:何やるんですか?

A:とりあえずさ、プレゼン作るときの基本的な

スライド作成の考え方まとめておこうと思って。

Q:何か学生さん相手に講習する時も「これみて

おけ」てやれますしね。

A:そだねー

Q:で、どうします?

A:まずさ、「スライドのサイズ」について確認して

おくけどさ、2サイズあるんだけど知ってる?

Q:縦横比4:3が基本ですよね。

A:そう、縦3の横4、意外と四角に近いんだよね。

 でも、スライドを作る前にここの設定を僕なら

 変える。

Q:変えられるんですか?

A:keynoteなら右上の「書類」を押して、

 下に「スライドサイズ」ってのが出るからそこ

 をクリックしてワイドスクリーン16:9に

 変える。

Q:そんなに変わるもんですか?

A:それについては動画で実際の比較があるんで見て

もらうといいけど、結構変わる。印象もね。

Q:うーん、ワイドスクリーンに対応したプロジェクター

 使うなら圧倒的にこっちの方が有利ですよねぇ。

A:あとね、「余白を使う」「余白なしに写真を目一杯引き延ばす」

 この二つを使うだけでも大事かな。

Q:余白を残すことで注目させたいものに没入しますね。

 また写真をワイドスクリーン目一杯に伸ばすことで

 その写真の世界に没入できますね。

A:そう、そういうことね。あとさ、こういうことが分かってると

 無駄なアニメーションをどんどん省けて、写真で勝負できる

 ようになると、スライド作る時間も削られるから。

 スライド作りに一生懸命になってスクリプトを読み込む、

 自分の言葉として取り込むことに時間が割けないのは

 本末転倒だもの。

Q:ですよねぇ・・・

 

正実のなんでもICT相談室リターンズ その18 正実、とうとうAndroidに手を出す(後編)

http://bit.ly/2Q0os6k

Q:先週のテキストマイニングの話でサクッと

企画倒れの様相のAndroidですけど、

どうしますか?

A:だって、、、Kindle Fire8 HD (2017)←今販売の1つ前モデル

遅くて使う気になれないんだもん・・・。

Q:それ、問題ですよね。何かアプリ入れて速くならないんですか?

A:今の世代はメモリクリアして速くなるって訳でもないみたい。

https://androidjiten.com/archives/360

Q:うーん、だとすると、値段なり、なんでしょうかね。

A:北海道の大塚先生の推してた中国製タブレットの中には高性能

 なものもあるようだからそれらは使ってみないとなんとも

 いえないけど、iPadと張り合うぐらいのものってそれなり

 にすると思うから、そうなるとそれなりの値段のAndroid

 買うことになるんじゃないかなぁ。

Q:そうなるとアプリの充実度からすると、iPadに軍配って感じ

 ですかねぇ・・・

A:Androidアプリの中にもいいものはあるんだろうけど、

 いいアプリほど「iOSじゃなきゃ!」「Andoridじゃなきゃ!」

 なんてアプリもなくどんな端末でも使える

 ユニバーサルアプリになってることが多いから、どっちでも

 いいといえば良いんじゃないかな。

Q:どんなものがあります?

A:僕が紹介してきたアプリでも

Kahoot!, Quizlet,  Quizlet Live!, Padlet, 

Edomodo, SeeSaw, この辺りの大手のアプリは

絶対機種依存しない。Webベースでやってるって

いうのもあるけど。

Q:だとするとあとはその端末がどれぐらい現役で

使えるか、ですよねぇ。

A:iPadはそれこそ、いまだにMini2でもそれなりには

学習活動に使えるからねぇ。(在任校が終売直前で

叩き売り価格で導入したものがいまだに普通に使えて

ますから・・。)

 

そう思うと、息の長さで選ぶと、AndroidよりもiPadの方が

今の段階では見込みがあるかな、という気がします。

(むしろ安いからといってAndroid特にKindleを40台とか

買うのは拙速、としか言いようがないと思う。とりあえず

台数だけは確保できてもそのあとの活用でつまづくと思います。)

 

早速2018iPadProのレビューをしてくださってる方もいますが

Androidでこのレベルの機能を持ったものって知らないですね。

多分ライバルはサーフィスでしょう。

【読むな危険】iPad Pro 2018 が割と日常の学習向けに完璧なのでレビューしてみる - EverLearning!  より

http://bit.ly/2Q0os6k

 ま、「顔認証でさっと使える状態になる」ことが本当にいいのか

は別として、使いたい時にさっと取り出して使える、

「電子辞書を使った時のあの感動」のことを考えればその重要性

はおわかりのことかと思います。だとするとアプリの起動で

もたつく端末は基本的に学習器具としては「アウト」です。

Q:「あぁ、晩だ、勉強辞める=abondon」で始まるあの

単語帳と同じですね

A:いや、あれはあれで名作だと俺は思ってるけど。

(単語帳の最初が「勉強辞める」最高だな!って高校生の時

思いましたけどねぇ・・・紹介してくれた後藤武士先生に感謝)

 

ということで、Andoroid派の先生方の反論あればぜひ紹介したい

のでタツセミのメールアドレスか僕のアカウントに直接

ご連絡ください。「Androidのここがすごい!」「Android

この機種は速い!」などなど・・・