正実のなんでもICT相談室リターンズ その30「e-Portfolioで何が変わるのか!?それとも何か変わるのか?」
Q:あ、出張お疲れ様でしたー。
今日は何の話だったんですかー?
A:今日はね、Japan e-Portfolio
の話&各学校の導入について情報交換してきたよ。
Q:うち、Classiもスタディサプリもやって
ないから情報も流れてきませんよね。
A:僕もうちの学校みたいに小規模で大学進学者も少ないと
「やるメリットなさそう」って思ってた。
Q:え、やる意味あるんですかね。
A:あると思う。ただその話に入る前に背景について
ある程度知っておいてもらわないといけないこともあると
おもって何回かに分けてまとめておくよ。
ちなみにSociety 5.0って言葉わかる?
Q:今、ネット見たら、文科大臣がかいつまんで
解説してくれてましたよ。
そもそもSociety 5.0って言葉、いつの間にか感
満点ですけど。
A:内閣府が2016年1月出した科学技術政策でいきなり
5・0だから、バージョンアップしたわけじゃないw
進めてるんだとおもう。
【資料】
内閣府 Society 5.0 http://bit.ly/2UlMJ62
文科省 Society5.0に向けた人材育成 http://bit.ly/2Vv204y
経産省 Society 5.0の実現に向けた教育・ものづくり人材の育成
Q:お役所言葉・・・ついていけないw
A:だねw しかも経産省の方がわかりやすいw
で、経産省はSociety5.0の鍵は
「IoT、ビッグデータ、AI、ロボット」って言ってる。
IoTはモノ同士がネットを介してつながること。
アマゾンのアレクサとか、ウチの掃除機ロボットがネット
経由で動かせたり、スマートメーターで消費電力量とか
水道の消費量が企業で一括管理できるようになってるよね。
素人の僕らの目から見て進んでるって分かるということは
社会の中で相当進んでる。
AIを支えるビッグデータの収集は多分様々な方法で進行中。
だって無料アプリとか、〜カードで使うだけでポイントくれる
ってことは
「対価として僕らの嗜好・行動・言語のデータを献上
してる」って考えるのが筋だよね。
そのかわりにAIが発達して僕らが実際に判断しなくても
AIが判断し、個人最適化したサービスの提供ができるように
なるならそれもありかもしれないけど。
【追加資料】
(Societyの進化についてはこっちの解説がわかりやすい
のでお時間がある方は参照されるといいかも。
しかもGAFAが日本の何歩も進み、
サイバー空間の覇権争いで出遅れてる状態だからおいつく
ためにも未来の日本を支えるリテラシーを持った子供を
育てたいわけ。
Q:ちなみにGAFAってなんですか?
A:ネット界を牛耳ってる4つの企業名を書け。
G( )A( )
F( )A( )
Q:・・・来週までの宿題でいいっすか?
A:しょうがないな。
とにかくそういう産業をもり立てていく人材も世界的に
取り合いで&不足してる。今からでも育てていかないと
世界での日本の地位も危ういわけだ。
Q:なるほど、急務な問題なんですね。
Society5.0における学びのあり方や人物像を具現化する方向で
動いてる。これがJePの背景としてあるってことを理解してね。
じゃ、来週e-Portfolioについて具体的に話していくよ。
宿題、ちゃんと考えてね。
Q:はい。