正実のなんでもICT相談室(92)ICT教具論vsICT文具論
今日の動画(結構言いたい放題です。)
Q:今日は機嫌いいですね。
A:先週土曜日東海高校のサタプロ、
日曜日に大阪の達セミだったからね。
Q:いい話聞けました?
A:うん、サタプロで讃井さんの話が聞けた
からね。
Q:え、LifeisTech!の讃井さんですか?
A:うん、そうなんだ。
Q:いいなぁ。結構最近の中高生は
夏休みにLifeisTechのキャンプ行く子とか
他の団体のプログラミングキャンプに行く
って多いらしいですよ。特に義務教育とかだと
夏の一研究とかあるじゃないですか・・・。
A:まぁ、サマーキャンプって一研究扱い
してくれるんか知らんけどね・・・。でも、
異年齢集団でいろんなアクティビティやりながら
大学生メンターからプログラミング習ったり
プレゼンしたりできるからお金出して行く価値
はあるよね、っていうか、俺が中高生だったら
行きたいっていうと思うしうちの生徒でも
このためにバイトしてるって子いるんじゃないかな。
Q:で、どんな話だったんです?
A:「これまでの常識は嘘だった!?
誰も知らなかったIT教育の新しい常識」
ってお題だったんだけどね。日本はICT後進国
だとか、活用能力が低い(自己肯定感が低いから
多少できるのにできないって可能性は否定
してませんでしたが・・・。)とかそういう
ちょっと暗い話もあったけど。ただ、
ネット上でプログラミング教育が受けられる
サービスのMozer https://mozer.io/ とか
教員向けの「情報」の授業の素材・指導案を
提供してるTech for Teachers
の話も面白かったよ。
Q:うおー、これ春休みやってみよう!!
A:ま、そんな話とともに表題の
「ICT教具論・ICT文具論」って話もされててね。
Q:ICTを教具としてと、文具としてと捉える
側面を変えてみてみると確かに今まで乱立
してるICTを使った活動も分類できますね。
A:そう、つまり
1)一斉授業型に近い使い方はどちらかというと
今までの学校教育の枠組みでいうと「教具」
として捉えてるから使う機会も、対象になる生徒
にとっても「機会の平等」とか「教員の指示のもとで」
とかそういう規制のもとで使ったり「みんなが持って
いないと使えない」感じがするよね。
それに対して文具は生徒が自分で買ってくるし、
自分が使いたい時に使う。最低限これは必要だけど、
色々情報を集めてこんな新しい機能があるこれが欲しい
って勝手に買ってきますわな。
Q:実際、電子辞書だって学校によってはどの機種
って指定してるところもあれば「電気店で好きに
買っておいで」っていう学校もあるしね。
A:そういう意味では電子辞書は文具化に特化した
から普及したことを考えても、どんどんBYOD
(Bring Your Own Device)になる流れは止まらないかも。
Q:ただ、タイピング能力には劣るのでこれから
TOEFLのiBTやらTOEICのSWみたいに結構なスピード
でタイピングできないとしんどくなっていきませんかね。
A:実際、讃井さんもChromeBookの事例を挙げて
アメリカではノートPCの方が普及してるという話
してましたね。
Q:っと、横道それました。
A:で、結局のところ、ネット環境、生徒の使用制限、
教員がどう使わせていいのかわからない、授業形態の問題
など色々ある中だけど、限られたリソースしかない
うちみたいな学校も試行錯誤しながら前に進むしかないよね
って思ったわけですよ。
Q:ま、だからこそこのメルマガも意味がありますよね。
できる人がやるICTを活用した授業じゃなくて、苦手な
人が使えるからこそ広まるし生徒もそういうデバイスを
使った学びにどんどん慣れて行くこともこれからの時代
をいきて行く生徒には必要だと思いますけどね。
A:お、いいこと言った。
ということで次回からは「ちょっと気軽にプレゼン」に使える
アプリを中心に紹介したいと思います。ではでは。