日本の(地理的)中心でICTに愛を叫ぶブログ

岐阜県の公立高校でICTを使った英語の授業をしている者です。ただどんどん関東エリアや、日本各地の私学の先進的な事例を聞くと「このままで大丈夫か?」と焦りを感じながらゲリラ的にやれることからコツコツとICTを活用した授業を展開しており、その一端をご紹介している次第です。

ICTなんでも相談室(19)ちょっとした小ネタ。ウェブ検索とその可能性

Q:そういえば、この間、A先生って愛知県の東海中学校・高等学校のサタデープログラムに行ってきたんですよねぇ。どうでしたか?

A:いや、すごかったよー。中学生や高校生が企画をしていろんな人を呼んで講演会をしたり、部活を生かして体験をさせたりいろんな番組を考えて3部構成(1時間目〜3時間目)で開催してたよー。

Q:そうなんですねぇ。またおめあてはディベート関係ですか?

A:そうなんだけどね。実はお目あては英語論題研究会だったんだけど、ちょっと目にとまった番組があって、Life is Techの讃井 康智
さんのお話を聞いてみたんだけど、これがすごくって。

Q:そもそもLife is Techってなんですのん?(◯・◯秒バズーカーのあのリズムで)

A:いや、それには乗らないけども、Life is Techという会社があって「中高生にプログラミングを学習する機会を与える」ことをミッションにしているんだけど、中高生に教えるのは基本的には大学生メンターなんだ。彼らの研修やインターンも会社やスポンサー企業でおこなってるんだ。

Q:へえ。すごい世の中になってるんですねぇ。

A:ま、詳しくはここを見てくださいね。

life-is-tech.com

 

Q:泊まり込みでプログラミングを学んだりもできるんですねー。結構これ、画期的ですねぇ。でも、どんどん教員の方が取り残されていくかもしれませんね。

A:少しでも科目情報に興味がある先生はこちらを見てみるといいですよー。

tech4teachers.jp

Q:え、プログラミングの基礎をウェブで学ぶことができるんですかー。すごいですねー。登録制ですか?

A:そう、学校に勤務する先生方なら無料で使えるのでこういうのも利用するといいですねー。ちなみに、プログラミングの話でいうと、こんなのも紹介してもらいましたよ。

techacademy.jp

 

ここでも紹介されてるこちら

code.org

この中の、

studio.code.org

ここではプログラミングコードを組み合わせると「アナと雪の女王」のエルザがそのコードごとに動くんだ。こんなのを使いながらプログラミングに興味を持たせることができるのは面白いよね。

 

Q:これはいいですね!!さっそくうちのクラスの子にもやらせようっと!!で、その紹介だけでいいんですか?

A:じゃ、最後の一言本音ね。(福山雅治風に)

で、紹介していただいた讃井先生が最後におっしゃったんですけど、

「これからの時代『認識をする力』が大事だ」って言ってたの。

 

これって目からウロコで、これからのIT社会を生き抜くには必要なことなんじゃないかと思うんですよね。

 

「もしかしたら、こんなことできるんじゃないかな?」

 

とか

 

「これってどうしたらいいんだろう?」

 

って事を考えるわけじゃない。そしたら

 

「あ、じゃぁ、Googleで検索してみよう!」となるわけじゃない。

 

でも、そもそもその発想がない人は検索しようともしないわけじゃない。だからその「0から1」が生まれる瞬間を大事にして欲しいし、その時に「あ、あとにしよう」とするときっと次の瞬間には忘れていたりするものです。

 

だからこそ、気になった事をすぐに調べる、こういう習慣は生徒・教員どちらにも必要な事じゃないかなーと思ったんですよ。

 

 ただ、人に聞く事も大事だし、いろんな事例に触れる事も大事ですよー。ただそこからさらにウェブ検索を活用して「ダメもと」で色々検索してみてください。

 

最初はうまく欲しい情報にとどかないかもしれませんが、やっているうちに勘所がつかめてくると思います。60億人、地球全土の人たちがいろんな情報をアップロードしてるわけです。だから何か検索してみれば、やり方を誰かがもう書いてる可能性はかなり高いです。

 

しかも、先生方は日本語だけじゃなくて英語もできるわけですから・・・。それを活用しないのはもったいない事だと思います。

 

讃井さんの話を聞きながらそんな事を考えたので今日はその紹介をしました。