ICTなんでも相談室(13)Androidタブレットを触ってみよう〜プロローグ編〜
「A先生、とうとう浮気!?」の巻
Q:あれ、先生、いつものiPadminiはどうしたんですか?
A:あ、あれはあれで、ここにあるんだけどさ。
Q:それって、Apple社のiPadじゃないですよね?「ネクサス」・・!?なんですかそれ。
A:あ、これはGoogleが出してるネクサス7というタブレットだよ。
A:そう、パソコンやタブレットを動かしてるおおもとのソフトウェアがOS(オペレ−ションシステム)だよね。Apple社が開発してるのがiOS、Googleが開発してるのがAndroidだね。
Q:あれ〜、先生、浮気したんですかー。いつも先生、「Apple最高だ、スティーブジョブズは神だ」とか言ってたじゃないですかー。
A:いや、これは、それだ(動揺) うちのカミさんにだな「Androidの使い方も分からないのー?それでもICT連載してるのー?辞めたらー?」といじめられてだな・・・(涙 *この話はフィクションです
Q:・・・(じー・・・。
A:それはともかく、ICT相談室と看板をあげてるこの連載を始めて以来、ポツポツとAndroidユーザーの先生方の質問を受けることがあったのだが「僕はApple党員なのでお答えできません」というのも不条理だろう。ということで中古ショップでポチってみたのだよ。
Q:で、大きな違いって何ですか?
A:iOSはシステム・デザイン的に洗練されていて視覚化されている。だから初心者でも「あ、ここを押せばこの機能がon / offになる」とかざっくりとした仕様になっている。逆に言うと細かい設定まではいじれない。必要最低限の設定箇所だけで安定して動くようにできてると言ってもいい。逆にAndroidは細かい設定までできる。設定箇所が多いんだ。良いことだね。反面、初心者にとっては「どこをどう触っていいかわからない」というリスク、そして「設定をいじったことによる不具合」のリスクでもあるんだ。
Q:諸刃の剣ですね。
A:しかし、AndroidはGoogleが供給するがタブレット・携帯電話本体は各社から販売されることによって競争原理が働くし機械本体の価格は比較的安価だ。(ちなみにA先生は中古で1万2千円で2012年製の7インチタブレットを購入。2年落ちのAppleのiPad miniは中古でも2万5千円だった。)
安価、ということは競争入札などで購入され学校に導入される可能性が高いのはiOSよりもAndroidの方が高いのではないか、と思われるんだよね。Windowsタブレットもあり得るが少々高価であるからその可能性は高くないだろうし。
Q:今までiOSで使ってきたアプリはそのまま使えるんでしょうか?
A:それははっきり言って「アプリが存在するかどうか」にかかってる。Apple純正のKeynoteは当然存在しない。しかしMicroSoftのオフィスはiOSでもAndroidでも無料でダウンロードできるし、パソコン上のデータ(OneDrive)とタブレットのデータと共有することができるので外出先でちょっと手直ししたり、パソコンでデータを作っておいて、タブレットで共有しプロジェクターで映し出すことも可能。この辺りはiOSでいうKeynoteでiCloudを通じて共有するイメージと同じだね。
Q:あー、なんとなく話はわかるけど文字ばっかりでわかりづらいですね。
A:今日はプロローグだからざっくりと話すだけにとどめておくよ。
あと、使ってて便利だな、というのはGoogleアカウントでパソコン・タブレットが同期できるんだよね。Chromeというブラウザを使っていればパソコンで見てるHPのアドレスをタブレットにリアルタイムで転送できるし。これを使えば支給パソコンなどでフィルタリングされてるHPも手元のタブレットにアドレスを転送してみることが可能。ただし職専義務から逸脱するようなことには使っちゃダメだぞ!あくまで教材研究の範囲で活用してほしい!ってこれもまた次回以降時間があれば教えるよ。
Q:とりあえず今後どんなこと取り上げるんですか?
A:
1)使えるアプリ特集
2)オフィス・Onedrive連携
3)Chromeエクステンション特集
4)リクエスト大会
こんな感じで考えてるよ。他にも質問があれば僕のメールアドレスに送ってよ。watanabemasamidesu@gmail.com だから。
Q: 了解でーす。