日本の(地理的)中心でICTに愛を叫ぶブログ

岐阜県の公立高校でICTを使った英語の授業をしている者です。ただどんどん関東エリアや、日本各地の私学の先進的な事例を聞くと「このままで大丈夫か?」と焦りを感じながらゲリラ的にやれることからコツコツとICTを活用した授業を展開しており、その一端をご紹介している次第です。

正実のなんでもICT相談室リターンズ その63 AI 英会話練習アプリの本命Terra Talk

本日の動画

前編:http://bit.ly/2wEGzHc

後編:http://bit.ly/2Q0Mf4R

*本日の収録はMac&iphone7を有線で接続して

QuickTimeで画面録画してます。その関係で、

iPhoneのスピーカー出力の音が収録できてませんが、

iPhone単体で使用するときには普通に音声が

聞こえてますのでご了承ください。

 

Q:今日は先週の続きですね。

A:そう、今日は先週「ダウンロードだけしておいて」

 と言いっぱなしだったTerra Talkを紹介したいと

 思います。

Q:経産省のコロナウィルスの臨時休講支援サービス

 の一覧・紹介にも掲載されましたね。

     https://www.learning-innovation.go.jp/covid_19/joyz/

A:ということで、心置きなく三月末まで生徒さんは

 試せるのですが、基本的に学校経由での問い合わせが

 必要ということなので先生方からまずは問い合わせ

 してもらうといいと思います。(結構、柔軟に

 対応してもらえると思いますし、結果的に使わない

 としても、業者さんとコミュニケーションを

 とるのは僕は悪いことじゃないと思いますけど

 ねぇ・・・)

Q: 学年末試験の採点業務も無くなった先生も

      いると思いますのでこの機会にいろんなサービスを

 「触ってみる」チャンスだと思います。

A:本当はそのチャンスを生徒にも与えてほしいものです。

 

Q:さて、このTerra Talkですが、どんな感じですか?

A:一言で言うと「最初にデモをした時よりも格段に

 操作感は良くなってるし、本当に会話している感」

 もあって驚きました。

Q:具体的にどんなことができるんですか??

A:まずは右上の「コース追加」ってことで、

 デフォルトで用意されてるコースから選びます。

 CEFR-J対応のレベル表示なったコース、

 中学校・高校と校種別のコースなど

 色々ありますのでそこからコースを選択します。

 Q:カタログ見ると、学校採用の場合、

 「職業ごと」のコースもあり、

 その業種の人になりきった会話トレーニン

 なんていうのもあるようで、キャリア教育にも

 使えるなーと思いました。

A:これいいよね。デモで触れるとよかったなーって

 思いますけど、まずは用意されてるものから

 ということで「高校一年生文法コース」

 を選びましたが、レッスンも文法シラバス

 結構きめ細かく網羅できるように思えました。

Q:これだったら「文法もやらずに会話ばっかりやって

 も意味がない!」という先生方も会話の中で

 文法定着させられるなら・・・と理解して

 くれるかもしれません。

A:結局文法知識をいかに使える形に定着させるか

 ということで「壁打ち」じゃないですけど

 繰り返し繰り返ししつこくやるのに、

 問題集ばっかり解答させるよりもこういう

 形もありだな、と気づいてもらえると

 いいですねぇ・・・

Q:ICTの利点は「どんだけ生徒に間違えられても

 うんざりすることはない」こと、そしてそれが

 生徒に伝わらないから生徒も安心して

 間違えられるってことですよね。

A:ただ、選択するレベル感が合ってないと

 教材レベル低い

 →生徒:やる意味感じない、つまんねぇ。

 教材レベル高い

 →生徒:進まなくてつまんねぇ

Q:何れにしても生徒「つまんねぇ」って言う

 わけですね・・・

A:だって、つまらないでしょ・・・w

 多分、英語が苦手な生徒はグッとレベル下げて

 サクサク進むレベルからやっていく「公文的

 アプローチ」がいいんだと思います。

Q:苦行を経てちょっとずつ前に進む、

 なんて、なかなか出来ないですからね・・・

    で、このアプリはどんなことやるんですか?

A:まずは、いきなり1:1のチャットスタイル

 での並び替え問題に答えながらの模擬会話

 練習。音声を聞いてディクテーション的に

 正しい語順で単語を選んでいけばOK.

Q:ここでつまづくレベルだと一つ戻れ、って

 ことですかねぇ・・・。

A:聞いてわからないってことは、そうかもねぇ。

  で、この次が単語クイズ。

 1)リスニング語彙選択問題

 2)発音チェック問題

 3)類語選択問題

 (英語の類語を選ぶ。同じ意味と言い切らない

  Odd-One Out的な感じで好感持てる。

  全く「=」と言えないのに( )補充問題

  で書き換えさせるのは個人的に抵抗が・・・)

Q:これらがランダムで出題されますね。

A:はい、結構「ねちっこく」出されるんで

 性格的に向き不向きあるのと、

 2の発音チェックは「出来てるか・出来てないか」

 の判定で、「どうすればできるようになるか」

 のアドバイスなり、サジェスチョンがないと

 生徒が独習して習得に至るのかな?という

 疑問点は残りました。でも、Tad金子さんの

 「英語の耳と口を手に入れる13の法則」

     https://amzn.to/333cnBH

  みたいなインストラクションがあった方が

 「できるように導ける」かなぁ、と思います。

Q:そう言うところの指導が「先生の仕事」になる

 といいのかもしれません。

A:これきっかけに、ね。

 あと、語彙選択問題が「ちょっと難しい」かな、と。

 一発正解を求めてないのかもしれません。そこで

 間違えても、そこから覚えてもらって次の解答

 機会で覚えればいい、と生徒を励ますといいと思います。

Q:そういう意味で、生徒さん同士や、教室で先生の

 援助があるとなおのことよし、ですね。

A:うん。コース整備がされてるし、教科書準拠教材も

 順次増えていくってことだから学校現場で活用する

 ことを念頭に置いてるのかも。また、英語に苦手感

 がある生徒がいきなり「生の動画素材を使って・・」

 ってメンタル的にハードルが高いから中学校〜高校の

 橋渡し的に活用ってのもアリかもしれませんね。

Q:今日は長くなったのでこの辺でー。