日本の(地理的)中心でICTに愛を叫ぶブログ

岐阜県の公立高校でICTを使った英語の授業をしている者です。ただどんどん関東エリアや、日本各地の私学の先進的な事例を聞くと「このままで大丈夫か?」と焦りを感じながらゲリラ的にやれることからコツコツとICTを活用した授業を展開しており、その一端をご紹介している次第です。

正実のなんでもICT相談室リターンズ その34 反転授業に挑戦(1)

Q:A先生、生きてますか?

A:うーん、平均残業2,3時間って

 ありえないよねぇ・・・

Q:なんでこんなに時間取られるん

 でしょうねぇ。

A:え、小テストの印刷、課題チェック、

 諸々時間喰い虫がいるから・・・

 これ、Classiにすれば全部なくなるんじゃ

 ないかな、と思う。ま、生徒の個人負担

  になるけど、問題集各教科一冊ずつ買うの

 諦めればいいんだと思う。

 

Q:ですねぇ。ということで、今の学校環境で

    SeeSaw使うってのはあんまり現実的じゃない

 ので紹介するのは一旦止めますか。

A:そうだねー。部活ではSlackってのを使い始めた

 からこれはおいおい紹介したいと思うけど。

 とりあえずさ、叫ばせて。

 「音読のない英語授業なんて〇〇だー!!」

 ふぅ、、、ふぅ。

Q:そうとう、ストレス溜まってますねぇ。

A:だってさ、生徒黙ってこっちの文法解説

 聞いてくれてるけど、正直お互い辛いん

 じゃないかと思うのよね。

 

Q:でも、進度のかんけいもあるから進めるだけ

 すすめないと、ですよね。

A:だからさ。キーノート(パワポでもいいけど)

 で概略だけ作っておいて、画像で保存して、

 それをGoodNotesに貼り付けて授業しようと

 思ったの。板書書く時間減らせると思って。

  そしたら生徒から有り難いお言葉。

Q:なんて言われたんですか?

A:「先生、後ろの方の生徒、字が見えません」

Q:ぬあぬーですね。先生のミスじゃないですか。

A:そうなのだよー。ちゃんと事前にチェックを

 怠ったのと僕、目がいいのよね。

Q:そこかい。

A:だから、プロジェクター使ってやるってのは

 ちょっともう、、、諦めた(笑

Q:じゃ、どうするんですか?

 訳読でお茶を濁すんですか?

A:反転授業だよ。

Q:お。

A:せっかく作ったこのGoodNotesのデータ、

 無駄にするかぁ!!ということで、

 iPadの録画機能で解説しながら録画したものを

 そのままYoutubeにアップロード

Q:ほぼほぼ再利用ですやん。

A:でもさ、これで文法や内容についてはしっかり

勉強して授業冒頭はそれでも聞きたいこと疑問に

思うことを生徒同士で話し合ってそれでもやっぱり

聞きたいところだけ板書で説明すればいいし、

浮いた時間、活動に使えるじゃん。

Q:なるほど~。でもそんなうまくいきますかねー。

  なにか大どんでん返しがありそー。

A:やな予言するなよ、Q君(苦笑