日本の(地理的)中心でICTに愛を叫ぶブログ

岐阜県の公立高校でICTを使った英語の授業をしている者です。ただどんどん関東エリアや、日本各地の私学の先進的な事例を聞くと「このままで大丈夫か?」と焦りを感じながらゲリラ的にやれることからコツコツとICTを活用した授業を展開しており、その一端をご紹介している次第です。

英語教育達人セミナー2017in大阪に参加して

2月26日(日)@大阪樟蔭女子大にて

午前最初は藤澤先生&北川先生のゴールデン

コンビ。今まで何度かは英語落語について

お話を伺いましたが、今年教員人生初めて

授業で英語落語を扱う題材に触れたこと

もあり、生徒への指導のポイントを

もう一度確かめたい、という思いがあって

参加しました。高校のコミュ英1EnglishNow2

に"Rakugo goes to the U.S."という話が

収録されており(と言ってもこの題材自体には

落語の紹介はありませんが)でも本文以外にも

英語落語に触れさせたいと、時そばの英語版を

聞かせたりしました。

で、今回は英語落語を授業で実施する時の

指導のポイント、そしてランチ時には北川先生

から実際に英語落語を高座で生徒に演じさせる

までの細かい指導過程を教えてもらいました。

「ランチは話を聞きたい先生の隣をキープ」

これ大事です。

2コマ目は上本晋之先生のお話。

上本先生に出会ったのは2007年3月25日

豊田産業文化センターでした。終わった後に

駅近くのコーヒー屋さんで武道談義をして

「この人、ハンパないな(ちょっと若者風」

それが上本先生の第一印象でした。

あれからちょうど10年経ちました。

僕はあれからどんどん剣道から遠ざかり、

ブクブクに体重が増加してしまいましたが、

上本先生は10年前と変わらないまんま

どころか冴え渡る一方ですね。僕はまだ

20年は働くのでこっから10年かけて

戻して(戻るかな・・・)いきたいと思います。

最後に上本先生からいろんな贈り物をいただき

ました。この財産をどう自分の中で生かして

どう次の世代に引き継いで行くか・・・

大きな宿題をもらいましたがまだまだ

上本先生も現場に立ち続けられると思いますので

またお話を伺い、困った時には教えていただき

たいと思います。三十八年間お疲れ様でした。

これからもお願いします。

午後からは田中十督先生。CLILの考え方を

活用した授業ってことで、現任校での外国人

への日本語教育に生かしたいというつもりで話を

聞いてました。

間にちょいちょい日本語での解説を入れながら

テンポよく英英辞書の定義を音読させたり、

ある人物の人生を説明させたり、と結構しつこく

黙読ーリピーティングー覚えてー覚えたことを使って

表現させーペアワークで確認(最初は意外とできない。

でも「できなくてもいいのでリラックしてやりましょう」

っていう雰囲気づくりも大事だとかんじつつ、

「ねちっこくやるなあ」と思ってました。

結構スピードの速いある人物についてのネイティブ向けの

動画を見て「メモとってください」と言われても最初は

できないし、「うちの生徒にどう活かすっての?」て

思いながら(失礼!)半ばやらせれてました。

ただ、似たようなタスクを人を変えたり、コンテンツを

変えて同じタスクでやったりしてる間に最初「めっちゃ

速いやん」って思ってた動画が結構聞けるようになって

るのには驚きました。速音読した後にそういう動画を

みて「あ、遅っ」っていう高速道路効果は体感したこと

ありましたがタスクを組み合わせて手を替え品を替え

活動することでも高速道路効果を体感できたこと、

タスクの組み合わせ方、その場その場での声かけ、

参考になることが多かったです。前回の名古屋では

多読のことも扱ったので(それも良かったですが)

授業の流れを通して(駆け足ではありましたが)

体験できたので良かったと思います。

また、トレーニング系の授業が増えつつある中、

田中先生の授業もトレーニングではありますが

ただ何度も同じ文章を書くとか、ただ回数を

読む、それもやらないよりは効果もあるしいいんですが

生徒が飽きてくるのでこういうやり方もいいなーと

思いました。自分でもとりあえず興味が湧く話題

生き生きと嬉々として話せる話題で準備してみたい

と思います。Just one thing, やっぱりI love youは

理恵さん(うちの妻)以外には言いづらいので、

やっぱり別の言い方も用意してください!w

 

濃い1日でした。ありがとうございました。