正実のなんでもICT相談室(64)私物PCを持っていない先生のためのiPad活用術(その2)
Q:今日は先週のつづきでいいですか?
A:うん、、そうだね。
Q:どうかしたんですか?
A:いや、やっぱりiPad単体で何もかも行うのは
現時点では厳しいんだな、ということが
この一週間調べ尽くしてわかったんだよね。
Q:なぜですか?
A:これを見てよ。
Q:はぁ、ただのDVDロムですよね。
A:この中には教科書データが入っています。
Q:はい。
A:PCを使わずに、iPadにデータを転送しなさい。
Q:はぁ・・・そういうことですか。
どう考えたってDVDドライブでデータを取り出して
転送しないと無理ですよね。
A:そうなんだよ。無理なんだよ。
Q:なるほど。じゃ、今日はこれで終わりますか。
PC無いと絶対に無理、と宣言して。
A:いや、それじゃなんか虫が治らないからね、なんとか
抜け道を模索したいと思うんですよ。
Q:抜け道?
A:ここからは本当にそれぞれの先生方が置かれてる
ネットセキュリティ規定に従って自己責任にて
行うか判断して欲しいんですが、以前説明した
クラウドストレージ(ネット上でのデータ保存サービス)
を使って一旦アップロードして、iPadでそのページに
読み込みに行ってダウンロードするしかないかな、と。
Q:本当はそれ、教科書会社がやって欲しいですよね。
教科書データをDVDに焼いて販売するならライセンス販売
して欲しいですよ、この時代。
A:まぁ、それは会社ごとの方針もあることだから、ね。
Q:で、どうします?
A:まずはアップロードする前に同教科の同僚の私物パソコンまたは
支給パソコンでDVDから必要なデータを取り出します。
Q:はい、ウィンドウズならマイPCからDVDをダブルクリックで
中が見られますね。エクスプローラーからでもいいですが。
A:次にデスクトップ上にフォルダを新規作成して任意のタイトルを
つけて、そこに必要なファイルをドラッグまたはコピーしてください。
Q:はい、転送されました。
A:ここでそのフォルダを圧縮してください。
Q:右クリックー圧縮ーzipで圧縮でいいですか?
A:とりあえずはそれでいいけど、データ容量が大きい場合は
その都度、ファイルの種類によって圧縮形式は変えたほうが
いい時もあるよ。圧縮率の比較はこちらのサイトでまとめられてる
から一度見てみてね。http://www.emit.jp/gca/cmptest.html
Q:ファイル形式によって圧縮率が違うなんて知りませんでした。
A:ま、基本はzip, lzhでいいけど、定評があるrar形式も使えると
いいかもね。とりあえず今日はzipで圧縮しようかね。一応、
パスワード付きで圧縮しよう。
MacでZip圧縮するときはMacZip4Winを使って圧縮すると
文字化けしなくていいですよー。お勧めしておきます。
http://ynomura.com/home/?page_id=116
ウィンドウズの方は右クリックである程度圧縮できますが
高圧縮を期待する場合はWinRar(.rar形式で圧縮するツール)
をご活用くださいhttp://bit.ly/2ahPxfd
MacならRarifyを使っています。http://bit.ly/2ahQioE
Q:はい、できました。
A:じゃ、それをクラウドサービスにアップロードするんだけど、
結構いろんなサービスがあるんだ。こちらを参照!
https://navi.dropbox.jp/online-storage-limitless/
Q:どれがお勧めですか?
A:去年、ディベート大会のパンフレット作る時にデザイン会社
とのデータのやり取りで使ったのは
GigaFile (ギガファイル) 便(http://gigafile.nu/)かな。
Q:でも、必ずしも各先生方の支給パソコンが使用するネット回線
で使えるとは限りません。ネットセキュリティポリシー
に抵触するのであれば誰か私物パソコンを持つ同僚に
アップロードしてもらうか、諦めてボーナスで、
中古でいいのでパソコンを買いましょう。
幸い、今のうちの環境ではセーフのようですね。
Q:で、圧縮したファイルをサイトの
「ここにファイルをドラッグ&ドロップしてください。」
の所にドラッグしてアップロード、すればいいですね。
A:そうだね。あと、一応、ここでもダウンロードパスワードは
かけましょうね。不要な流出は避けなければならないので。
Q:はい、できました。
A:あとは指定されたダウンロードURLをipadで開いて
iPadで展開する、そんな流れです。
Q:なんか、後半の説明、雑ですね。
A:ちょっと紙面が足りなくなってしまった。
Q:じゃ、ちょっと、動画にまとめておいてくださいよ。
A:はい、じゃ、その動画はこちらに・・・。
ではまた来週。