正実のICTなんでも相談室(48)パワポの初歩から確認しましょう。【初級編最終回・補講3時間目】
今日の難易度★☆☆☆☆
Q:今日は卒業式ですね。
A:あー、多分、号泣だろーなー、俺。
Q:そうなんですか?先生でも泣くことって
あるんですか?
A:え?何言ってんの?
Q:でも、この学校でとうとう一回りしましたねぇ。
A:本当だねぇ。とはいえ、今の学年は旧課程の最後の
生き残りだったからねぇ。教科書もなんか難しかった
しなぜか四年生でオーラルコミュニケーションⅠで
ディパーチャーだったもん、教科書。辛かったなぁ。
Q:Departureですか。
A:いや、別に教科書自体はいい教科書だと思うんだけど、
どうしてもリスニングテストを念頭に置いた構成に感じ
られてうちの子にはあわないなぁって思いながら使って
ましたよ。
Q:でも後半戦は結構CNN使ったりチャレンジしましたよね。
A:あれは動画があったり教材も0から作らなくてもいいので
助かりましたね。ちょっと難易度高いけど、そこは解説とか
音読などの活動を入れるとかすればなんとかくらいつけるか、
という感じもしたので、また機会があれば使いたいなぁ。
Q:津金さん、米田先生さまさまでしたね。
A:本当に。
http://ee.asahipress.com/newsstand/
Q:しかしまぁ、夜間定時制での5年間振り返ってどうでした?
A:うーん、やっぱりカバーしなければならない生徒レベルが
ネイティブ〜アルファベット書けないまで様々だったり、
「何につまづいているのか」が様々ありすぎて最初は戸惑った
よね。でも、そんな中で授業を進める時にICTが大きな力に
なったのは間違いない。CDかけても「んなん、聞いても
わからんわ!」って生徒もCDに絵をつけて見せるだけで
最初の段階では「ん・・・」と絵を見とって何か意味をつかもう
とする。そこの「意味をつかもうとする」部分というのは教員
がいくら「やれ」といっても自発的に生徒がスイッチを
切り替えないとできないんじゃないかとおもう。
Q:そりゃそうですよね。外発的な動機があれば別ですけど。
A:そう、決して「やる気がないわけじゃない」んですよ。
やれればやりたい。でも今までやってみたことが数回
あって、それでつまづいてきたから「もう傷つきたくない」
って部分もあるんだよね、おそらく。だからCDを聞いて
内容を理解する、タスクに「絵」という補助を付け加える
というサポートもあり、と思ったのがこの5年間の自分の
中での変化です。
Q:その次のレベルが音声だけ、とか、文字だけを読んで
内容理解をしよう、とするレベルですかね。
A:そうだね。多分、そこの段階って「普通に突破」
できる子達ばっかりじゃないんだ、ということがわかった
だけでも進歩だったような気がします。
Q:なんか、今日はICT論っぽいですが、パワポ関係の話
どうします?
A:じゃ、今日は小ネタを。
Q:はい。
A:パソコンをプロジェクターに繋いでいざパワポを使う
時に一番パニックを起こしやすい部分を確認しましょう。
Q:はい、スライドショーを始める画面ですね。
A:そうそう、この左の「最初から」とか「現在のスライドから」
のボタンを押して始めるよね。最初から、は文字通りスライドの
一番最初から始める時に、現在のスライドからは画面左のスライド
プレビューをクリックしてそのスライドから始める時に使うよね。
Q:最初、これ以外とわかってませんでした。一番最初からにして
ひたすらマウスでクリックして希望する画面が出てくるまで
クリックしてました。
A:(笑 そんな時代もあったね、と。
Q:古っ。
A:で、今日注目して欲しいのは左の「二つのディスプレーの
設定」なんだけど。二つのディスプレーというのはノートパソコン
のディスプレーとプロジェクターのことなんだけどね。
Q:はい、なぜかプロジェクター側に発表者画面が出る時
ありますよね。
A:入れ替えの説明しようと思ったらこのパソコンをプロジェクター
に繋げなきゃダメなんだよね。とりあえず、困った時は
「ミラーリング」をクリックしてください。
Q:ほう。
A:そうすると、自分の手元の画面と同じ画面がプロジェクターに
もでますから。
Q:あぁ、なるほど。
A:入れ替える方法は今度説明します。
Q:あ、そろそろ卒業式準備ですもんね。
A:うん、もう行かないと。
Q:ではではまた来週。