日本の(地理的)中心でICTに愛を叫ぶブログ

岐阜県の公立高校でICTを使った英語の授業をしている者です。ただどんどん関東エリアや、日本各地の私学の先進的な事例を聞くと「このままで大丈夫か?」と焦りを感じながらゲリラ的にやれることからコツコツとICTを活用した授業を展開しており、その一端をご紹介している次第です。

正実のICTなんでも相談室(41)パワポの初歩から確認しましょう。Part2 アニメーション

 

本日の難易度★★

 

Q:さて、前回は基本的なアニメーション

 について教えてもらいました。今日はどうします?

A: そうですね、何か落下物で邪魔をする感じに

 しましょうか。

Q:ちょっと普通の音読に負荷をかけるパターンですね。

A:はい。では、今日は普通のオブジェクト(図形)で

 やってみましょうね。透明化については前扱いました

 が余白を「透明にする」処理をするとキャラクター

 や絵を使ってもより効果的に使用できます。

 windows 透明化ツール またはmac 透明化 などで

 検索するか過去の記事を参照ください。

  過去の記事はこちら→

http://bit.ly/1mTx1Oz

Q:ということで、前回のファイルの続きですね?

A: そうですね。じゃ、四角形の図形を作りましょうか。

 上のメニューから挿入→図形とクリックしてください。

Q:はい、なんかいろんな図形が出てきました。

A: とりあえず四角を画面上にドラッグしてきてください。

Q:はい、できました。

A: 単語全部を隠すというよりは

 単語の頭だけ残してちょっと隠してあげる、ぐらい

 のほうが負荷が低くて最初はいいかもしれません。

 頭文字が見えるだけでもヒントになりますから。

f:id:watanabemasamidesu:20160112194213j:plain

Q:たくさんの箇所にマスクをかけてしまいましたが

 どれぐらいがちょうどいいんでしょうか。

A: 今回のように意味のポイントになるところだったら

 100wordsで10個あると多いぐらいかもしれ

 ませんが、そのあたりは目の前の生徒さんの反応を

 みながらちょっとずつ増やすぐらいでいいと思います。

Q:最初っからあんまりよくばらないほうがいいですかね?

A: そうだね。

Q:今日はこれで終わりですか?

A: もうちょっとアニメーションで動きをつけましょう。

Q:まってました。

A: じゃ、まず、文字の出現アニメーションを指定します。

Q:これは前回と同じですね。

A: 同じアニメーションだと面白くないから今回は

 アニメーション「開始効果」をバウンド、

 アニメのオプションを

 「開始」を「クリック時」

 「継続時間」は0.3秒にしてみよう。

 

Q:ま、そんなに早くないっすね。

A: それぐらいが十分なぐらいだよ。

 あまりビュンビュン出てきてるところに

 負荷をかけると考えることもしなくなる

 から適度に速度を落とすことも活動によって

 は必要だよ。

Q:じゃ、次は四角図形のアニメーションですね。

A: 結構ここは頭を使うところだよ。まず最初の

 四角が出現する位置と、文字が出現するタイミング

 を合わせなければならない。

Q:(?へ?;)

A: はい。とりあえずこういう設定にしてください。

 

Q:ちょっと画像でかいけど、ごめんなさいね。

f:id:watanabemasamidesu:20160112195805j:plain

A: なんで「開始のタイミングを直前の動作と同時にする」

 にするんですか?

Q:そこが味噌なんだよ。直前の動作の後だと文字が全部

 出現してからになる。文字を「チラ見せ」しながら

 邪魔するのがポイントだよ。あと、どのぐらい遅延

 させるかは、文字だけをアニメーションして、

 秒数を適当に数えて・・・

A: めちゃ適当やん。

Q:それぐらいが、いいじゃない。

A: で、あとは同じようにやっていけば

 いいんですかね。

Q:そうだね、基本的に四角を設定した

 場所まで何秒かかるか、数えておいて

A:「直前の動作と同時」のタイミングにして

 その秒数だけ「遅延」させる。

 とりあえず、それぞれのタイミングを

 1番目の四角→3秒

 2番目の四角→24秒

 3番目の四角 →26秒

 4番目の四角→42秒

 5番目の四角→55秒

 6番目の四角→65秒

で設定してみるよ。

 

 

 

さて、次は動画で用意したので、どのオブジェクト

がタイミング調整必要か、考えながら見てみましょう。

またどんな調整が必要かも考えてみてくださいね。

 

http://bit.ly/1mTP5rC

 

A: どうでしたか?

 

Q:最初のオブジェクト、微妙ですね。

 もうちょっとここは出現を遅らせるか

 継続時間で調節したくなりました。

A: お、いきなりいいところつきましたね。

Q: 2番目はいい感じだと思います。

 だから、3番目はもう1秒ぐらい出現する

 タイミングを調節してもいいかもしれません。

A:お、かなりこれは厳しいところをついたね。

Q:4番目は話にならないですね。

  でも、最初っからヒントをあげない、という

  部分ならいいかもしれません。意表をつく、

  というのなら、アリかもしれません。

A:んー、なるほどなるほど。

Q:最後ももうちょっとタイミング考えたい

 ですね。やっぱり出現時間を遅らせて調節したい

 です。

 

A:そうだね。現物をみながら調節するというのも

 いいでしょ。そして出現させるタイミングで

 生徒にどう考えさせたいのか、反射的に言わせたい

 のか端から隠してしまえば「意味を考えろよ」という

 注意喚起にもなるね。うん、いい気づきだよ。

 僕なんて「あー失敗しちゃったなー」って

 思うだけだったからこうやって二人で対話する

 ことでなにか新しい価値観に気づくこともあるね。

 でも、基本はある程度ざっくり作ってみて、

 あとは調節してみる、って感じだな。

Q:意外とアナログですね。

A: ま、そういうテクニックのほうが使える

 もんだよ。

Q: なるほどー。

A; 最後まで読んだ先生へお年玉プレゼント(謎)

下記リンクから今回作ったパワポのファイルを

ダウンロードできます。「とりあえずまずは

使ってみよう」レベルですので派手なものを

期待しないでくださいね(笑)

 

ということでダウンロードはこちらから

http://bit.ly/1J0z6lt