正実のICTなんでも相談室(41)パワポの初歩から確認しましょう。Part2 アニメーション
本日の難易度★★★☆☆
Q:さて、前回は基本的なアニメーション
について教えてもらいました。今日はどうします?
A: そうですね、何か落下物で邪魔をする感じに
しましょうか。
Q:ちょっと普通の音読に負荷をかけるパターンですね。
A:はい。では、今日は普通のオブジェクト(図形)で
やってみましょうね。透明化については前扱いました
が余白を「透明にする」処理をするとキャラクター
や絵を使ってもより効果的に使用できます。
検索するか過去の記事を参照ください。
過去の記事はこちら→
Q:ということで、前回のファイルの続きですね?
A: そうですね。じゃ、四角形の図形を作りましょうか。
上のメニューから挿入→図形とクリックしてください。
Q:はい、なんかいろんな図形が出てきました。
A: とりあえず四角を画面上にドラッグしてきてください。
Q:はい、できました。
A: 単語全部を隠すというよりは
単語の頭だけ残してちょっと隠してあげる、ぐらい
のほうが負荷が低くて最初はいいかもしれません。
頭文字が見えるだけでもヒントになりますから。
Q:たくさんの箇所にマスクをかけてしまいましたが
どれぐらいがちょうどいいんでしょうか。
A: 今回のように意味のポイントになるところだったら
100wordsで10個あると多いぐらいかもしれ
ませんが、そのあたりは目の前の生徒さんの反応を
みながらちょっとずつ増やすぐらいでいいと思います。
Q:最初っからあんまりよくばらないほうがいいですかね?
A: そうだね。
Q:今日はこれで終わりですか?
A: もうちょっとアニメーションで動きをつけましょう。
Q:まってました。
A: じゃ、まず、文字の出現アニメーションを指定します。
Q:これは前回と同じですね。
A: 同じアニメーションだと面白くないから今回は
アニメーション「開始効果」をバウンド、
アニメのオプションを
「開始」を「クリック時」
「継続時間」は0.3秒にしてみよう。
Q:ま、そんなに早くないっすね。
A: それぐらいが十分なぐらいだよ。
あまりビュンビュン出てきてるところに
負荷をかけると考えることもしなくなる
から適度に速度を落とすことも活動によって
は必要だよ。
Q:じゃ、次は四角図形のアニメーションですね。
A: 結構ここは頭を使うところだよ。まず最初の
四角が出現する位置と、文字が出現するタイミング
を合わせなければならない。
Q:(?へ?;)
A: はい。とりあえずこういう設定にしてください。
Q:ちょっと画像でかいけど、ごめんなさいね。
A: なんで「開始のタイミングを直前の動作と同時にする」
にするんですか?
Q:そこが味噌なんだよ。直前の動作の後だと文字が全部
出現してからになる。文字を「チラ見せ」しながら
邪魔するのがポイントだよ。あと、どのぐらい遅延
させるかは、文字だけをアニメーションして、
秒数を適当に数えて・・・
A: めちゃ適当やん。
Q:それぐらいが、いいじゃない。
A: で、あとは同じようにやっていけば
いいんですかね。
Q:そうだね、基本的に四角を設定した
場所まで何秒かかるか、数えておいて
A:「直前の動作と同時」のタイミングにして
その秒数だけ「遅延」させる。
とりあえず、それぞれのタイミングを
1番目の四角→3秒
2番目の四角→24秒
3番目の四角 →26秒
4番目の四角→42秒
5番目の四角→55秒
6番目の四角→65秒
で設定してみるよ。
さて、次は動画で用意したので、どのオブジェクト
がタイミング調整必要か、考えながら見てみましょう。
またどんな調整が必要かも考えてみてくださいね。
A: どうでしたか?
Q:最初のオブジェクト、微妙ですね。
もうちょっとここは出現を遅らせるか
継続時間で調節したくなりました。
A: お、いきなりいいところつきましたね。
Q: 2番目はいい感じだと思います。
だから、3番目はもう1秒ぐらい出現する
タイミングを調節してもいいかもしれません。
A:お、かなりこれは厳しいところをついたね。
Q:4番目は話にならないですね。
でも、最初っからヒントをあげない、という
部分ならいいかもしれません。意表をつく、
というのなら、アリかもしれません。
A:んー、なるほどなるほど。
Q:最後ももうちょっとタイミング考えたい
ですね。やっぱり出現時間を遅らせて調節したい
です。
A:そうだね。現物をみながら調節するというのも
いいでしょ。そして出現させるタイミングで
生徒にどう考えさせたいのか、反射的に言わせたい
のか端から隠してしまえば「意味を考えろよ」という
注意喚起にもなるね。うん、いい気づきだよ。
僕なんて「あー失敗しちゃったなー」って
思うだけだったからこうやって二人で対話する
ことでなにか新しい価値観に気づくこともあるね。
でも、基本はある程度ざっくり作ってみて、
あとは調節してみる、って感じだな。
Q:意外とアナログですね。
A: ま、そういうテクニックのほうが使える
もんだよ。
Q: なるほどー。
A; 最後まで読んだ先生へお年玉プレゼント(謎)
下記リンクから今回作ったパワポのファイルを
ダウンロードできます。「とりあえずまずは
使ってみよう」レベルですので派手なものを
期待しないでくださいね(笑)
ということでダウンロードはこちらから