ICTなんでも相談室(20)iMovie入門その1〜動画編集の準備編〜
今日の難易度★☆☆☆☆
Q:今年の文化祭どうしようかなー。活動の記録も残せたらいいなぁ・・・。いい手はないですかねぇ、エース先生。
A:せっかくMacデビューしたんだし、iMovie使ってみたらどうですか?
Q:えーでも、動画作成ソフトとか難しそうだし・・・。
A:ま、なんでも最初から完璧なものとか完成度求めずにぼちぼち始めることですよ。生徒も期待してないですから。逆に「え、こんな風に動画作ってくれんですか!」って喜んでくれますよ。まずは始める、あとは生徒と一緒に成長する、それでいいじゃないですか。
Q:Launchpadもたしかに最近やっと様になってきました。徐々に自分のスキルを上げていくって大事かもしれませんね。最初っから上手すぎて生徒に合わせられないってこともありますし。
A:そうそう。じゃ、はじめようか。
B:・・・。
A:あれ、B子先生どうしたんですか?
B:だって、ずるいじゃないですか。ウィンドウズ派の私は一切、しばらくこの連載で出演できないじゃないですかー。ただでさえ放って置かれてるキャラクターなのに・・・(ぐすん
A:(・・・。)あ、でも、ウィンドウズにも「ムービーメーカーってソフトがあって、そっちでも応用できるからね!
B:私、私の事を放置されてるから怒ってるんです。代替案なんて求めてないんです。私の気持ちを受け止めてほしいんです!
A:はい、じゃ、Q先生、B先生と一緒に頑張ろうね!
Q:はいっす!B子先生の気持ちは僕が受け止めるっす!
A:じゃ、そういう事ではじめよう。まずiMovieの画面を立ち上げて。
Q:はい
Q:でてきました。初期画面ですね。
A: では「新規」というボタンを押してください。
Q:はい。
Q:「予告編」と「ムービー」と選択できますが、どっちがいいんでしょうか。
A:「予告編」はショートムービーをかっこよく仕上げるテンプレートですから、ちょっとしたムービーをさくさくっと選択していくだけでハイクオリティーな作品が作れます。
ですが、今日はムービーで行きましょう。
B:いいですねぇ、iMovie。ムービーメイカーはこんなテンプレートあんまりないですねぇ・・・。
Q:ですね。では、ムービーの作成に移りましょうね。
A:いろんなテーマがでてきましたけど・・・。
Q:これもテンプレートなんだけど、今日は何もないものでいきましょう。テンプレートは時間がある時にいろいろ試してみてくださいね。
A:じゃ、「テーマなし」をクリックしますね。
Q:ま、タイトルは「テスト」と入れておいてください。完了ボタンを押すと、ライブラリの中に「テスト」というプロジェクトができます。
A:一番下に出ましたね。クリックしたら下の画面が変わりました。
Q:はい、これで編集準備が完了です。
A:以外と簡単ですね。あと準備として必要な事はなんですか?
Q:あとはどんどん動画ファイルを下の画面にドラッグしていけばいいんですが、ファイル形式についてここでおさらいしておきたいんだ。動画のファイル形式ってわかるかな?
Q:ファイル名の後ろについてる拡張子の事ですか?
A:そうそう。代表的なものは
- mp4...実質的なデファクトスタンダード。iMovieではこの形式の動画ファイルだけ受け付けるので、必要に応じて別のソフトを使って動画形式を変換する必要がある。
- avi...DVDとかのデータから変換されたものがこの形式になってる可能性もある。あまり普段はみることがないかもしれません。
- flv...Youtubeなどのストリーミングサービスはこの形式が大半。著作権がクリアされてるものをダウンロードする場合(著作権には要注意!)でもこの形式でダウンロードしてしまった場合は別途変換する必要がある。
A:結構面倒ですね、携帯で撮影した動画は使えますか?
Q:その場合は簡単で、iPhoneをMacに接続すると「写真」に自動的に転送されるよね。その動画をiMovie側にドラッグすればいいだけ。変換も必要ないので(ファイル形式がmp4のため)楽チンだよね。
A:これならさくさくっと撮影したものをまとめる事ができますね!ちなみに、さっきお茶を濁した変換するソフトって何を使ってますか?
A:もう・・・それぐらい自分でネットで探してよね・・・前回の話読んでないの?と思いながらも紹介しますよ。はい。 http://isquint.softonic.jp/mac
Q:ありがとうございまーす。
A:やれやれ・・・。では次回は実際の編集作業を解説するよ〜。(次回に続く)