日本の(地理的)中心でICTに愛を叫ぶブログ

岐阜県の公立高校でICTを使った英語の授業をしている者です。ただどんどん関東エリアや、日本各地の私学の先進的な事例を聞くと「このままで大丈夫か?」と焦りを感じながらゲリラ的にやれることからコツコツとICTを活用した授業を展開しており、その一端をご紹介している次第です。

ICTなんでも相談室(7)文字を書き加えるには?パッと出現させるには??

今日は達セミのアフターでの会話。

 

難易度メーター★☆☆(レベル1)

Q:よく授業で答え合わせする時にプリントを黒板に映し出して、そこに答えが自動的に出てきますよね?あれって、どうやってやってるんですか?

 A:意外と、「聞きたくても聞きづらいこと」ってありますよね。聞いてくださってありがとうございます。アプリケーションソフトによってやり方が異なりますので場合分けしてご説明しますね。まずプリントをpdfにしてくださいね。

Q:はい?プリントをpdfにするってどういうことですか?

 「ファイル形式について」

A:文書ファイルには色んな形式がありますよね。ファイル名の後に.docとかありますよね。あれでファイルの形式を区別しています。アプリケーションに固有のファイル形式もありますがそれだと不便ですよね。ということで、様々なアプリケーションで開いても同じ様に見見る事が出来る形式がpdfです。ただ、注意しなければならないのは「基本的に再編集不可能」ということです。

Q:ウィンドウズOSだと一太郎で作った文書をWordで開くとおかしな事になりますよね。そういうときはpdfにすると良いんですね。ファイル共有するときやメールで送るときは便利ですね。

「pdfファイルを作成する」 

A:そうですね。では、その方法を伝授しますね。

僕は一太郎派なので、一太郎の画面ですがwordでもやる事はだいたい同じなので自分の環境で一度操作してみてくださいね。

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まず、作成したプリントを保存します。その後、再度「名前をつけて保存」または「他の形式で保存」をクリックします。ここでは「他の形式で保存」をクリックします。

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こんな画面が出てきます。保存形式をクリックし、pdfを選びます。

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こんな感じですね。そしてokを押せば指定した場所に保存する事が出来ます。これで準備ができました。

 「黒板に映し出す準備をする(パワポ・キーノート編)」

難易度メーター★☆(レベル2)

まず、パワーポイントの新規画面を出して、先ほどのpdfをドラッグします。ちょっとはみ出してますが、切ったり貼ったりはしなくていいと思います。今回必要なのはNew Wordsの所だけです。

四隅の○をマウスでドラッグ(クリックしながら引っ張る)と拡大出来ます。

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そうすると、こんな感じになります。ちょっとぐらいプリントの一部が映り込んでも逆に生徒からすると、「プリントのこの辺を今学習しているんだな」と気づく事が出来るのできれいにしすぎようとしない方が良いと思います。

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「赤で文字を入れる」

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このあたりはWord等と同じですが、一つ気をつけたいのはpdfをパワポの画面全体に貼付けるとテキストを挿入する「テキストボックス」がなかなか出て来てくれません。このときは背景のグレーの部分をクリックすると出てきます。

 

「文字の調整」

f:id:watanabemasamidesu:20150331110911j:plain四隅にある○をドラッグして入力する範囲を調整するのですが、文字自体の大きさを変えるには文字上でダブルクリックをしてから先ほどの文字サイズの変更をクリックします。

「より効率よく入力するために」

ここまで来たら、この「drive」の○または□上でクリックをし、キーボードで【Ctrlキー+C】を押すとこの部分がコピーされます。その後【Ctrlキー+V】を押します。すると同じ大きさで同じ色の「drive」がペースト(貼付け)されますね。これが作業のコツで、文字サイズ、色などの設定を1回すればあとは全ての回答欄の文字を入れ替えるだけで終わります。

 

作業風景を動画でまとめましたのでどうぞ。

時間のない方のためのショートバージョン

http://youtu.be/jXG-S8jHM6Y

時間に余裕のある方のためのロングバージョン

Let's change your handouts into slides on Powerpoints. - YouTube