日本の(地理的)中心でICTに愛を叫ぶブログ

岐阜県の公立高校でICTを使った英語の授業をしている者です。ただどんどん関東エリアや、日本各地の私学の先進的な事例を聞くと「このままで大丈夫か?」と焦りを感じながらゲリラ的にやれることからコツコツとICTを活用した授業を展開しており、その一端をご紹介している次第です。

正実のなんでもICT相談室リターンズ その50 英会話・英会話・英会話・・・

Q:今日はどうしますか?

A:明日模擬選挙で忙しいからパパッと

 いきたいと思いますよ。

Q:生徒から「スピーキング力つけたい」

 という相談が来たんでしたね。

A:よくよく聞くと「リスニング力つけたい」」

 と表裏一体なんだよね、この問題。

Q:でも教員の間でも「英会話なんかよりも

 しっかりと構造解析して読めるように

 するべきだ」という人と「スピーキング力

 が上がれば(つまり話せるようになれば)

 リーディングも伸びるしリスニングも

 聞こえてきたキーワードから類推してる

 キワドーイリスニングじゃなくて理解を

 伴ったリスニングになると思うんですけど

 なんでそんな議論になるんですかね。

A:喋れないからじゃないの(ゴニョゴニョ

 ま、あんまり毒づいてもいかんので

 オススメの方法をいくつかご紹介。

 と言っても今まで紹介してありますけどね。

Q:一つ目は?

A:模擬試験前とか民間資格前のワンメイクなら

 オンライン英会話の無料お試しをはしごする

 という技。
https://youtu.be/J2fJ4jUYXX0

Q:技でもなんでもないですね(苦笑

 でも無料ってのはいいですね。

A:ただ月額会員とかになると月五千円かかるから

 毎日25分を2ヶ月だけとか集中して受講する

 ぐらいならまだ経済的に負担軽くなる・・・

 世の中のお父さんが飲み会1回減らせば・・・

Q:それ、逆の立場になったら嫌でしょ。

A:そだね。

Q:じゃ、二つ目は?

A:AIを使ったオンライン英会話ということで

 Terra Talk!

https://youtu.be/Ui-YZweob80

公式の解説動画はこちら

https://www.youtube.com/channel/UCGAcG7gZ4s1goweLS0NNzrA

Q:なんか、仕込みみたいですね。

A:最近僕もちょっと試してないですけど、多分

 精度上がってると思うし、いいと思うよ。

 これはまた、月末の達人セミナーで会員

 になったらレビューできると思います。 

Q:とりあえず月額1950円ですね。

A:うん、これも高いか安いかっていうのは

 意見別れるとは思いますが、

 対面で(オンラインでも)緊張する

 って人ならいいと思いますよ。

Q:三つ目は?

A:English Centralかな、と。

https://youtu.be/8JNS9OwVKRw

Q:楽しいですよね。いろんな動画をつかって

 英語学べるし。タイピング練習にもなる

 と思いますよ。

A:ただ、これ、「どうすれば発音が良くなる

 のかわからない」というか。商売敵になり

 ますがスタディサプリEnglishだと

 苦手な発音の指導が動画で見られる

 んですけどね。

Q:その辺は有料のオンライン英会話で

 指導してもらうんじゃないですか?

A:それだと金かかっちゃうじゃん?

Q:なんかいい方法あるんですか?

A:やっぱり、Tad金子さんの 

https://amzn.to/2PsOQ8w

 じゃないですかねー。

個人的には「英語が苦手な人のハート」

が分かってる解説が僕に取ってはツボなので

これを片手にEnglish Central。

TadさんのコンテンツがEnglish Central

に入れば最強なのに。

教科書展開もしてるんだからそこまで

いけば万々歳なのになー。

Q:ねー。

 

*スタディサプリEnglishは画面録画

できないように上手にプロテクト

かけてあるようでうまく撮影できなかった

ので割愛しましたが月額900円で

盛りだくさんなのでこれはこれで

オススメです。リクルートさんに連絡

取れば無料お試しIDも相談に乗って

くれると思うので気になる先生は

連絡してみてはどうでしょうか。

 

正実のなんでもICT相談室リターンズ その49 ネタがない時の棚からひとつかみ「おすすめYoutubeチャンネル編」

Q:今日はお休みだったんですけど、メルマガ

 の記事書けなかったんですか?

A:う、うん、、、娘と動物園いってたら

 時間があっという間に・・・(言い訳

Q:でも楽しみにしてる人いると思うんですけど。

A:じゃ、じゃぁ、、、禁断の棚からひとつかみ

 「たまには授業に直接関係なさそうだけど、

  役立ちそうなYoutubeチャンネル編」

  いってみよう!

Q:谷口編集長の許可降りるかわからないですねw

A:あはははは・・・・(白い目

Q:で、何からいきますか?

A:今日取り上げようと思うのは三つ。だけど、

 すでに大量のアーカイブがあるから

 興味ありそうなものからみるといいかもね。

 まず第一位は「中田敦彦Youtube大学」

 これみて、自分の授業動画のあり方考え

 ちゃってます。クオリティ高い。

 ポイントが頭に残る。

 次世代の授業ってこうあるべきかもって

 考えさせられるとともに、授業者である

 中田敦彦さんの「面白いと思ったことを

 伝える」ってコンセプト、僕ら教員が

 忘れちゃってませんか?って思うので

 バリバリ現役世代の先生方も訝しがらずに

 一度見た方がいいと思います。

 https://www.youtube.com/channel/UCFo4kqllbcQ4nV83WCyraiw

 

Q:いきなり第一位ですか。

  なんか、Youtube的ですね(w

  じゃ、第二位行きましょうか。

A:第二位はせやろがいおじさんですね。

 https://www.youtube.com/channel/UCe6tWL2GoemBsKFLyn5ZpgA

 沖縄に移住したお笑い芸人さんが沖縄の

 素敵ーな海を背景に世論を高速でぶった切る

 わけですけど、そのお笑いのエッセンスと

 弱者に向ける眼差しって僕ら教員も忘れちゃ

 いけないなーって思ったのでとりあえず

 押さえておきましょう。短いって正義

 ってのが僕ら教員世代とYoutube世代の

 一番乖離してるところだと思うので

 そのスピード感体感しましょう

Q:じゃ、はえある三位。

A:逆やろがいw ま、面白い。

 じゃ、三位ってことで、

 メンタリストDaiGoさんの心理分析してきたhttps://www.youtube.com/channel/UCFdBehO71GQaIom4WfVeGSw

 ですね。僕ら学習法とかなんとなく自分たちの

 経験則で語りがちなので世界の論文を引用した

 裏付けのある学習法を紹介してるんですが、

 基本、ニコニコ動画の有料会員への前振りって

 いう位置付けですがそれでも我が身を振り返る

 にはちょうどいいかな、と思いますよ。 

Q:結構僕らが言いそうなことをバッサリと

 切ってくれてますよね。

A:今日もArishima先生がブログで

 「語彙の定着について考える」

http://arishima.hatenadiary.jp/entry/2019/10/22/115945?fbclid=IwAR2v2eIC25WEY3ZwtWuLt42hqyVDr1CHptvXv-ac2wEdzPfLRlq03CCC_ZE

 と題してスタディハッカーの記事について

 書かれてましたが、僕らも裏付け、引用元

 を丹念にあたるなどして

 「サンプル数1(自分)」みたいな

 独りよがりの学習法を生徒にあんまり押し付け

 ないようにしたいものですよねー。

Q:独りよがりの学習法を押し付けないで言えば

佐藤誠司先生が書かれた

「英文法、何を重点的に教えるか」

https://amzn.to/32Mmb25

これ読むと、授業でどうしてもいいがちな

「はい、これでますよー」がいかに嘘かってのが

よくわかる。はい、僕はなんども嘘を言っていた

ことがわかってこの本読んで良かったです。

A:だよね。閻魔様に舌抜かれるもんね。

 ま、今日はこの辺で終わっとこうかね。

 知らん間に1500文字近くなってる。

Q:まぁ、アプリネタじゃなきゃ書けるってこと

 ですね。

A:シバリがあるからねw

 ということで今日はホリデースペシャルでした。

 ではまた。

正実のなんでもICT相談室リターンズ その48 CambridgeのWrite&Improveでライティング力アップ

http://bit.ly/33D5ZQJ

Q:今日はどうしますか?

A:なかなか動画まで手が回らんのよね。

Q:先週は本当に手首やられてましたしね。

A:うん。

Q:そういう「猫の手も借りたい時に」使え

そうなライティング指導に生かせそうなサイト

ってないんですかね?

A:ずいぶん前にfbでも話題になった

 ケンブリッジのWrite & Improveはいいと思うよ。

https://writeandimprove.com/

Q:初級から順番にIELTSのアカデミックライティングまで

 練習できて機械採点してくれて無料。使わない手は

 ないですね。

A:ちゃんとしたフィードバックあった方がさらにいいけど

 ここで仕上げたものに対してフィードバックすることで

 細かいミスのチェックをしなくてもいいのは指導者側

 としても有益だと思いますよ。

 

正実のなんでもICT相談室リターンズ その47 AI英文添削サービスGrammarly追加有料版サービス"Proofreading"レビュー

本日の動画:

http://bit.ly/2lKByai

 

A:さて、長らく扱ってきたGrammarlyですが、今日で

 完結です。長かったかな?w

Q:で、どうなんですか?Proofreadingサービス。

A:結論から言えばネイティブがいないうちのような

 学校ならありなんじゃないかなぁ。どうしても

 「この辺の言い回しってどうなんだろう?」とか

 聞くに聞けないけど、そこそこ手が入って

 戻ってくる感じだよ。

Q:そうですねぇ。

A:あとは実際の手直しされたファイルも見てもらえる

ようにリンク貼っておくのでそちら見てもらえばと

おもいますよ。

Q:意外と早かったですよね、帰ってくるのも。

A:だって24時間かかるって言って、2時間も

 かからなかった時もあったしね。

Q:多分、英文の量が少ないからじゃないですかね。

A:ある程度細かいエラーはAIチェックでやっつけて

 いるしね。もしかしたらこっちのエラー訂正を

 ある程度トレースしてproofreaderに送ってるんかなぁ。

Q:だとするとこっちの意図も伝わりやすいですよね。

 で、全く難点がないんですか?

A:いや、ないわけじゃないよ。

 だって、「ここ直して欲しい」「ここ、こういう

 感じで書き直すとどうなる?」っていう細かい

 指示は出せないもん。せめてチャットウィンドウで

 やりとりぐらいできてもいいかなって思う。

Q:まぁ、たしかにそうですね

A:ということで、まだまだサービスとしては改善の余地

 ありですけど、とりあえずは「お試し」というか

 ある種、実験台としていろいろ試してみました

Q:でもある意味「英語を書く楽しみ」は増えましたし、

 「え、こういう語彙言い換えがあるんだー」という

 発見は単語帳にはない感じですね。

A:入れ替え語句候補を見ながら、辞書を引くのも

 意外と楽しいものですよ。ということで、

 余力があれば有料版も試してみてください。

 ではまた。

 

 

Proofreadされたワードファイルを見たい方はこちらから

ダウンロードしてみてください

http://bit.ly/2kCNkmX

正実のなんでもICT相談室リターンズ その46 AI英文添削サービスGrammarly有料版レビュー

本日の動画→https://youtu.be/FbQcPlivCbM

 

Q:さて、先週から引っ張ってるこの企画ですが。

A:そうですねぇ、だって無料版でもいいから

 先生方に触って欲しいですもん。ここまでは

 まぁ、AIなりでやってくれるのだから・・・

Q:「じゃ、僕ら英語教員はどこからどこまで

  教え、生徒にできるようにしてあげればいいのか」

A:そこの到達点を見定める必要、本当はあると思う

 んだけどねぇ・・・しかもさ僕も体感としてある

 んだけど「使って使って、英語を書いて直され

 自分で直してるうちに英語書けるレベルがちょっと

 上がったんじゃない?」っておもうんですよね。

 有料版のプライシングですが、

Monthly — $29.95 USD/month
Quarterly Subscription — $19.98/month (billed as one payment of $59.95 USD)
Annual Subscription — $11.66/month (billed as one payment of $139.95 USD)

となってるけど、もしかしたらセールとか出やすくなる

時もあるかもしれない。無料でしばらく使ってて、

セール時にかんがえるのもありかもしれないね。

 

Q:で、有料版だと何がいいんですか?

A:まず、ワードなりテキストで自分が書きたい英文

  書きますよね。

 (ちなみにGrammarlyのサービスとして、

  WORDの「アドオン」機能という

  「後からちょい足し機能」みたいなのがあるんですが

  インストールするとワードの起動遅くなる。

  これは、不要かな、個人的には。iOS版も微妙。)

Q:書いた英文どうやってチェックするんですか?

A:

1)Grammarlyのアプリ立ち上げる。

2)「NewDocument」をクリック。

  そこにテキストをコピペまたは

  そこに直接入力する

3)チェック後のゴール設定みたいなのが

  出てきます(これは動画見てもらった方がいいかも)

  で、好みの設定にしてもらうと、

4)勝手にチェックが始まる。

 そんな感じです。

 

Q:最初のチェックだと、なんか採点されますよね。

A:うん、これがなかなかドキドキする。

4観点でチェックされるけど、

1)Correctness

2)Clarity

3)Engagement

4)Delivery

この観点ってライティングの採点するときの

ルーブリックにも使えるかもね。

Q:で、この観点ごとに修正点の提案があるわけですね。

 

A:あとね、単語ごとにダブルクリックするとSynonimの

 提案も出てくる。でも適語を本当に選べるか、ってのは

 数書かないと身につかない感覚かもしれんね。

 

Q:あと、群動詞とか熟語とかの大体は対応してなさそう

 ですね・・・この辺りはもう少し改善されていくと

 いいかもですね「有料版」だけでも。

A:そうだね。

 じゃ、次回はとうとうさらなる課金サービスProofreading

 のレポートをしたいと思いますよ。お楽しみに。

 

 

正実のなんでもICT相談室リターンズ その45 オンライン(AI?)英文添削サービスGrammarlyを使ってみる

本日の動画:http://bit.ly/33Z7M3l

Q:あれー。今日は忙しそうですね。

A:うん、スピコンの原稿も書かないといけないんだけど・・・

Q:生徒が書くんじゃないんですか?

A:一応LINEで連絡取りながらいろいろ相談して

 書いてんだけどね。

Q:うち、ALTいないから大変ですよねー。

A:本当だよ。

Q:でも、ICTの力でなんとかならないんですかね。

A:ってことで、なんとGrammarlyを自腹切って

 課金版のPremiumになったんだよね。

Q:うわ、ボーナス時期だからって・・・

A:年契約だと月千円ちょっとなんだもん。

Q:まぁ、DMM英会話で講師に「これ添削して!」

 っていう荒技を駆使する超弩級爆笑

 スタンダップコメディアンさんも

 いるようですけど」

A:でもさ、それにしたって月数千円するわけじゃん。

Q:レギュラーで払い続けるのは考えちゃいますね。

A:そう思うとボーナス月にポンと年課金するって

 のは悪くないと思わないかい?ネイティブ雇う

 こと考えればさぁ・・・

Q:それ、奥さんへの言い訳ですよね?

A:いや、そもそも妻には黙ってるw

Q:それはそうと、これ、何がいいんですか?

A:無料版だと、ちょっとした僕らでもやっちゃい

 そうなミスをちょちょっと直してくれるよ。

Q:あー、だったら学生さんの英作文をこれで

 ざっとだけでもチェックしてくれると訂正

 ミス減りますよね。

A:枚数かさむと僕らもちょっとミスでイラッと

 することもあるけど、Grammarlyはどんだけ

 チェックしても、どんだけおんなじミスしても

 直せば「よくなりましたね!」と褒めてくれる。

Q:これは励みになりますね。で、有料版にすると

 どう良くなるって言うんですか?

A:うーん、それはまた来週。 

Q:えー・・・ひっぱるなぁ・・・

A:ぜひみなさん、来週まで無料版でいろいろためして

 ください。そうすれば課金するとどう良くなるか、

 その違いがよくわかりますので。

正実のなんでもICT相談室リターンズ その44 リクエスト「リスニングテストの音声CDをどうやって作ったら良いですか?」(実習編)

本日の動画はこちらhttps://youtu.be/Qs6SUMU7aQQ

 

Q:はい、というわけで先週の続きです。

A:なかなか思うように動画作れなくてすいません。

Q:今日は復活です・・・かぁ?

A:まだ本調子じゃないですが、がんばります。

 で、CDの音声ですが、

 問題の冒頭DirectionQuestions

 Amazon Pollyで読み上げてもらったんですが、

 なんと「モノラル」だったんですねぇ。

Q:なんか、問題なんですか?

A:うーん、僕もあんまり詳しくないんだけど、

 Audacity場ではモノラル音声とステレオ音声を

 一つのファイル場では操作できないんだよね。

Q:なるほど。じゃ、Amazon Pollyダメじゃないですか。

A:いやAudacityで、

 ファイルー開くー任意のファイル開く、

 ファイルー開くー同じファイルを開く、

 各ファイルを右チャンネル・左チャンネルに

 指定して一つのファイルとして書き出すことで

 ステレオ音声として使える。

Q:あ、簡単でしたね。

A:で、あとは、Directionのファイルに

 本文の音声、Questionsの音声をコピペして、

 一つのファイルとして書き出すんだが、

Q:あれ、先生、音声、音が揃ってないから聞きにくいですよ。

 特に、問題文の音声が小さいと、主文の音が大きいだけに

 小さく聞こえて解答しづらそう・・・

A:そうなんだよね。

 ここで必要なのが「音の平均化」Audacityでは

 音の正規化ってのをしなきゃいけない。

Q:あ、そうすることである程度音を慣らすことが

 できるんですね。

A:うん。だけど、これも波形の幅=音量をみながら、

 微調整していく必要があるから、こればっかりは

 この夏休みとかちょっと時間的・精神的に

 余裕がある時に試しておくといいですね。

Q:さぁ、ためしでやってみよっと~♪

 

さらなる精緻な調整作業の模様はこちら

https://youtu.be/ROaAsoTCIm0

 

作成した音声ファイルはこちら

ただのコピペ版http://bit.ly/2YOJ070

ただの正規化しただけ版http://bit.ly/2YQl9UL

微調整した版http://bit.ly/2yZrkWZ