日本の(地理的)中心でICTに愛を叫ぶブログ

岐阜県の公立高校でICTを使った英語の授業をしている者です。ただどんどん関東エリアや、日本各地の私学の先進的な事例を聞くと「このままで大丈夫か?」と焦りを感じながらゲリラ的にやれることからコツコツとICTを活用した授業を展開しており、その一端をご紹介している次第です。

正実のなんでもICT相談室リターンズ その36 反転授業に挑戦(2)

今日の解説動画 http://bit.ly/2Vvyxet

ちなみに、反転授業の動画ページ

http://bit.ly/2Vt2Geo

 

Q:さて、今日はie Teachersやってますねー

 (日曜日にかいてます。

A:いいねー。K先生もいってるらしいよー。

Q:A先生は昨日山梨行ってきたらしい

 じゃないですか。

A:ほうとう食べに清里行ったら雪降ってた。

Q:なんか今年の天候って変ですよね。

A:いろいろ心配だよね・・・

Q:で、今日はどうします?

A:さすがに前回手抜きだろって思ったんですが

 やってないことを書くのも嫌だしってことで

 反転授業の取り組みについて「その後」を

 お伝えしていこうかと思います。

Q:基本的には授業の文法事項や本文の構造解析

 といった予習系を動画でアップしてるんです

 よね。

A:そうだねー。あとは生徒から来た質問など

 にも答えてるかな。

Q:でも、その動画を見て思った疑問の解決は

 どうするんですか?

A:今の所、各パートの最初に「質問タイム」

 とってるけど、質問来ないなぁ・・・

 なんでだろう。

Q:解説動画みて理解してるつもりになってる

 可能性も無きにしもあらずですね。

A:でもそれって授業の話聞いて理解したつもり

 になってても同じだよね?

Q:そうですね。だからスピーキングタイム取ってる

 んですよね。

A:そう、今のところはPart1, Part2, Part3と累積的に

 進んだ内容を盛り込みながら1分、1分20秒と

 ワードカウンター使ってスピーキングさせてるよ。

Q:そこで言えなかった部分については復習して次の

 授業では言えるように見直してきてほしいですね。

A:ま、そうはうまくいかないかもしれないけどね・・・

 ただ「言えなかった経験」がないと本当の意味での

 インプットを脳が取りに行かないかもしれないよね。

Q:そういう意味ではスピーキング活動で自分の足りない

 ところをモニタリングさせるのは必要ですねー。

 ところで他の使い方もしてますよね、最近。

A:そうそう。実はさ、生徒、教科書の音声CD持ってない

 んだよねぇ・・・驚いたんだけど。

Q:じゃ、家で音読練習どうするんでしょうね。

A:どうしてたんだろうね・・・

 (してない可能性も。)

Q:で?A先生はどうしたんですか?

A:この間さ、教科書のイージー版のリライトサマリー

 が教科書CDデータに入ってるのに気づいたもんだから

 前紹介したVoiceDreamReaderに読み上げさせたの。

 それ観て、聴いてどれ位本文理解できるか

 セルフチェックしてもらおうと思って。でさ、

 「あ、このアプリの読み上げ音声なら著作権

  引っかからないしいいじゃん」って思って

 さっそく教科書本文を読み上げさせてそれ録画して

 アップしたんだよね。 

Q:って、それやってたの、さっきですよね。

A:バレたかー。でもこれを使ってしっかり

 発音確認したりとか、音読練習してくれると

 いいよねー。

Q:ですよねー。

 

正実のなんでもICT相談室リターンズ その35「e-Portfolioで何が変わるのか!?それとも何か変わるのか?」(後編)

本日の動画:

http://bit.ly/2UNDorZ

今日の動画はちょっと雑談っぽいので期待しないで

ゆる~く見てください。ぼくもゆるーく話してますので)

Q:そういえば、うちってポートフォリオ、まだ紙らしいですね。

A:うん、クリアーファイルに入れてく形だよね。

Q:いいんですかね。

A:どうなんでしょう。いいとも悪いとも言えないけど、

 生徒がこの後このデータをどう活用するのか。

 ステークホルダーがどう活用したいのか考えないと

  せっかくの蓄積が意味のないものになっちゃうよね。

Q:でも、どう活用するんでしょうねー。

A:妄想だけどさ。多分、高校から大学接続に使えるなら

 企業だってほしいわけですよ。そのデータ。

  だって高校からの学びが大学での学びに繋がってて

 成績良ければ問題ないんだし。

 現実、こういうサービスもでてきてるんだよ。

http://bit.ly/2GAYMI5 (株式会社大学成績センター)

Q:おぉ。ある意味予言どおり。

A:もっと妄想するとさ。これからどんどん「雇われる」

 って概念が崩壊してくと思うんだよね。企業に

 就職するかも怪しい。もしかしたらプロジェクト

 単位で契約で働くって形ももっと普通になるだろうし、

 自分でNPO立ち上げたりとか一般社団法人立ち上げる

  ってのがこれまでの流れをもっと加速させる形に

 なるかもしれない。そこで必要なのってさ

Q:たとえば投資を募るとかですかね。

A:そうそう。クラウドファウンディングするにしても、

 銀行から借りるにしてもそれまでのヒストリーが大事

 でしょ。新規事業立ち上げなんていったらさ。ゼロじゃん。

 でも、高校ー大学ーその後の履歴があって、その人が

 誰と繋がっていて支援を受けられるかって可視化できればさ

Q:投資したくなりますよねぇ・・・

A:って考えると、今からでも遅くないから個々人が自分の

 ポートフォリオSNSで立ち上げるって必要だと思うんだよね。

  こういうサービス利用する・しないにかかわらず。

Q:だいたいは西川先生の本に書いてあることですけどね。

参考図書)

https://amzn.to/2DrQlwR

「緊急提言eポートフォリオ構築法
 西川 純」

A:でも、その話が現実を帯びてきた、ってことだよね。

 でも、それを予測して、じゃ、どうするかは個々の判断、

 決断だからね・・・投資と一緒で最後は自己責任・・・

Q:ですね。

PS GWに入ったらじっくり反転授業の話に入ります。

その前になにか質問あればYoutubeのコメント欄か、

watanabemasamidesu@gmail.comまで質問をどーぞ。

 

 

正実のなんでもICT相談室リターンズ その34 反転授業に挑戦(1)

Q:A先生、生きてますか?

A:うーん、平均残業2,3時間って

 ありえないよねぇ・・・

Q:なんでこんなに時間取られるん

 でしょうねぇ。

A:え、小テストの印刷、課題チェック、

 諸々時間喰い虫がいるから・・・

 これ、Classiにすれば全部なくなるんじゃ

 ないかな、と思う。ま、生徒の個人負担

  になるけど、問題集各教科一冊ずつ買うの

 諦めればいいんだと思う。

 

Q:ですねぇ。ということで、今の学校環境で

    SeeSaw使うってのはあんまり現実的じゃない

 ので紹介するのは一旦止めますか。

A:そうだねー。部活ではSlackってのを使い始めた

 からこれはおいおい紹介したいと思うけど。

 とりあえずさ、叫ばせて。

 「音読のない英語授業なんて〇〇だー!!」

 ふぅ、、、ふぅ。

Q:そうとう、ストレス溜まってますねぇ。

A:だってさ、生徒黙ってこっちの文法解説

 聞いてくれてるけど、正直お互い辛いん

 じゃないかと思うのよね。

 

Q:でも、進度のかんけいもあるから進めるだけ

 すすめないと、ですよね。

A:だからさ。キーノート(パワポでもいいけど)

 で概略だけ作っておいて、画像で保存して、

 それをGoodNotesに貼り付けて授業しようと

 思ったの。板書書く時間減らせると思って。

  そしたら生徒から有り難いお言葉。

Q:なんて言われたんですか?

A:「先生、後ろの方の生徒、字が見えません」

Q:ぬあぬーですね。先生のミスじゃないですか。

A:そうなのだよー。ちゃんと事前にチェックを

 怠ったのと僕、目がいいのよね。

Q:そこかい。

A:だから、プロジェクター使ってやるってのは

 ちょっともう、、、諦めた(笑

Q:じゃ、どうするんですか?

 訳読でお茶を濁すんですか?

A:反転授業だよ。

Q:お。

A:せっかく作ったこのGoodNotesのデータ、

 無駄にするかぁ!!ということで、

 iPadの録画機能で解説しながら録画したものを

 そのままYoutubeにアップロード

Q:ほぼほぼ再利用ですやん。

A:でもさ、これで文法や内容についてはしっかり

勉強して授業冒頭はそれでも聞きたいこと疑問に

思うことを生徒同士で話し合ってそれでもやっぱり

聞きたいところだけ板書で説明すればいいし、

浮いた時間、活動に使えるじゃん。

Q:なるほど~。でもそんなうまくいきますかねー。

  なにか大どんでん返しがありそー。

A:やな予言するなよ、Q君(苦笑

Amazon firetvスティック4K対応 1500円引き

今日の戦利品

Amazon Fire TV stick 4K (今なら1500円引き)

https://amzn.to/2uKnPSt

 

今日のオススメ

NHKこどもパーク(月額390円)

https://amzn.to/2TJzOK2

 

 

Q:転勤前ですし、あんまり書くことないですね。

A:Nextまで2週間あくしね・・・

Q:でも、何か買ってましたよね、この間。

A:実はね、これ買ったんだよー。

f:id:watanabemasamidesu:20190331161854j:image

 

Q:おぉ。これでテレビでAmazonプライムビデオ見放題ですね。

A:そうなんだよー。しかも、NHKこどもパークは過去の

     NHK作品を再放送的に垂れ流してくれるんだ!!

Q:な、なんて子どもをダメにするものを買ったんですか・・・

A:子育て世代は忙しいのだ!(爆笑

Q:まぁ、子どもさんが寝たらGames of Throne見れますしね。

A:いや、それ、もう最終章終わるし。

Q:でも、4k対応とはいえ、7000円は高いなぁ。

A:で、今、それが1500円引きだからさ。

Q:え、まじっすか。

A:ま、NHKこどもパークを見るには4000円のプライム会員に

ならないと入れないからトータルコストは8000円ぐらいか。

Q:でも、まぁ、それで子どもさんがおとなしくテレビでも

 みててくれれば、しかも、わけのわからないバラエティみる

ぐらいだったら厚切りジェイソンの英語番組見ててくれ

た方がいいですわねぇ。

A:いや、厚切りジェイソンの英語番組はまだ入ってないけどね。

でも、14年踊りのお兄さんを務めたよしおお兄さんの

ブンバボーンの有志が永遠に見られるのならその対価は

 惜しくない・・・

Q:だって、奥様のよしおロス、すごいらしいですもんね。

A:うん、福山ロスとか大野ロスよりも落胆ひどいもん。

Q:じゃ、その軽減策としてはベストバイですね。

A:そういうことー。 

正実のなんでもICT相談室リターンズ その33 教育SNS・Seesawを使ってみよう!(前編)

今日の動画

http://bit.ly/2OqAu5X

Q:今日はどうします?

A:今日はねーSNSを取り上げようとおもうんだ。

Q:え、フェイスブックですか?この間の

ポートフォリオのときはツイッター推しでした

けど。

A:うーん今日は教育専用snsだよ。

Q:へえ、そんなのあるんですねぇ。

A:うん、セキュリティとか知らない大人との

接触を、とりあえずは防げるかな、と。

Q:あれ、向こうから校長きましたよ。

校長:Aくん、、、実はな、君、来月から

転勤だからよろしく。

A:はぁ!?

Q:えぇ?

校長:ちなみにQくんもだから。

A:えぇ!?

 ちょ、ちょっと心の準備が・・・

 とりあえず動画の方を見てSeesawの

 初期設定の方法だけ見ておいてください!

 

 

ということで新展開のメルマガ、

来年度もよろしくお願いします。

(渡部も転勤です。夜の世界から

 進学校へ。どうなることやら・・・)

ちょっと原稿間に合わないので今日はここまで。

 

谷口先生、退職お疲れ様でした。

また来年度からNEXTでよろしくおねがいします。

 

正実のなんでもICT相談室リターンズ その32 KindleFireHD8で読書習慣を変えてしまおう!

今日の動画http://bit.ly/2CvqF1L

Q:今日は何にしますー?

A: うーん、今国会で審議してる

学校教育の情報化の推進に関する法律案

http://bit.ly/2FmtNyJ

の話にしようかと思ったけど、

「読んでおけばよし」だしねぇ。

でも、絶対に流れ変わりますよ。

一気にこの法律の具現化にむけて

公費が投入されて・・・(妄想の世界へ

おっと、それより、Q先生が手にもっているのは・・

Q:えぇ、A先生に勧めてもらったKindleFireHD8。

A:そのカバーの色は!

Q:新色のルビーカラー!

A:ってハズキルーペじゃあるまいしw

     とにかく、気に入ってもらえてよかったよ。

Q:セールで安かったってのもあるんですけど

   セールじゃなくても手頃な価格でタブレット

   持てるんだからいい時代になりましたね。

https://amzn.to/2TZbms7

A:まぁ、そうだね。どの機能が一番気に入ってる?

Q:いやぁ、やっぱりAmazonPrimeReadingですよ。

    読み放題が月額九百八十円ですから。

https://amzn.to/2HunrQc

A:本1冊買う程度の値段で読み放題ってお得だよね。

Q:でも実際には、僕は読んでないんですよ。

A:へ?じゃぁAmazonじゃなくて、払い損じゃん。

Q:うまいですね。いや、そうじゃなくて、

  通勤時間、車のカーナビにBluetoothでKindleFireを

  つないで「読み上げ機能」で聞いてます。
A:おー、Kindleがカーラジオがわりですか。
Q:英語の読み上げの方が日本語よりいい感じ
   なのも僕らにとってはいい感じですね。
A:日本語は漢字の読み間違えあるしね。
Q:はい。一度聞ききったら読み上げ速度をあげて
 2、3回聞いて次の本にしますね。それでも、
月1冊も読めなかったのが週に2、3冊がザラですから。
A:まさしく読書習慣変わったんだね。

子供のスマホ利用は制限スべきか【The UPDATE】を視聴して(中編)

https://newspicks.com/news/3729980/body/

視聴して、の第二弾、Q先生&A先生の考察は止まりません。

 

Q:讃井さんが*「OECD先進国の中でITの利活用度が

 最下位と」いう話だけはしてたけど、実際問題、

 「どう活用してるか」という情報提供がないと

 どう遅れてるか分からないと思うんですよね、

 サトママ世代の人たちって。

 

*でも、どこの指標のことを言ってるのか探して

みたけど探しきれなかったのでまたあれば

UPDATEしますねw

 

A:多分。だって高濱さんだって「個々の端末取り出して

 同じ動画みて・・みたいなことが教育に入ってくるのは

 仕方ない」っていうんだけど、それプロジェクターで

 一斉に見せればいいだけで、*BYODの個別学習とか

 個別の学習をファシリテートして作り上げる授業を

 意図できてないなーという感じがした。

 

*BYOD=Bring / Buy your own deviceの略。

 でも、Buyって言い切った讃井さんの切れ味

 がすごいw

 

 King of Commentがサトママの

 「Youtubeの動画くだらない、時間の無駄」

 って話だったけど、コンテンツの問題というのであれば

 より良いコンテンツを利用すればいいだけの話だし、

 NHK for schoolとかNHK 教育のコンテンツを利用する

 だって立派な利活用だろう、って思う。

 でも、コンテンツの問題とメディアの問題を

 ごっちゃにするのってよくない気がする。

 

Q:そう、一斉授業の中の個別学習をつなぐツールとしての

 IT活用ってまだ一般的じゃないですもんね。まだ黒板と

 チョークの代用品、視覚的支援の粋を出ない感じだね。

 

A:一斉視聴なんて50年前から小学校でテレビ見せたり

 やってきたことだと思うしねぇ・・・それこそ

 工業化にフィットする教育だと思うけど。

 *SAMRモデルのSA段階は一斉視聴モデルでも充足

 できるけど、MRのレベルには到達しない。

 でもそれをサトママ世代にどう伝えるのかというのも

 課題かもしれないね。

 

*SAMRモデル

https://www.emergingedtech.com/2015/04/examples-of-transforming-lessons-through-samr/ 等を参照

 

Q:それはハードルが高いねぇ。だって管理職だって

 そのレベルを肌感覚で実感してる人は多くないもの。

 

A:とすると、まずは身の回りで一番その世代の感覚の

 「管理職」を説得できるようになる、というのが

 新しい時代の教育者の素養かもしれないですね。

Q:うーん、ある意味、異文化理解ですなぁ・・・

 

A:だけどさ、サトママさんのお子さんがいくような

 理系の大学で、中・高で例えば広尾学園のような

 バッチバチにIT使ってやってきてる子達と、

 地方のガッチガチに紙とシャーペン、黒板とチョーク

 でやってきた子たちが学び合う時に、それまでの

 スキルの差は圧倒的すぎて埋まる気がしないけど。

広尾学園・金子先生の話(iteachers TVより)

https://www.youtube.com/watch?v=3967ZQ0gSi0

https://www.youtube.com/watch?v=-J7v5wLtIJw

Q:ま、でも、広尾学園も今やお受験しないと

  入れない学校なのでサトママが送り出した灘と

  おんなじことやってるかもしれませんけどね。

  14歳以上はいい、ってサトママ言ってるわけ

  だから。

A:うーん、そこでは合意取れてるって見てもいいね。

 そうなると例えば義務教育、特に小学校

 段階での教育におけるITの利活用に絞って

 ちょっとリサーチしてみないとね。

Qまだ続くんスカ? この話・・・(苦笑