日本の(地理的)中心でICTに愛を叫ぶブログ

岐阜県の公立高校でICTを使った英語の授業をしている者です。ただどんどん関東エリアや、日本各地の私学の先進的な事例を聞くと「このままで大丈夫か?」と焦りを感じながらゲリラ的にやれることからコツコツとICTを活用した授業を展開しており、その一端をご紹介している次第です。

正実のなんでもICT相談室リターンズ その22 続報!Google Earth Studioで3D動画作成!!

Q:今日はどうされますか?

A: 先週の続きです。ようやくウェルカムメールが来たので、

さっそく使ってみましたがなかなか感動ものです。

昨日の達セミ打ち上げでも「おぉ!」と、

好評でしたよ。

ということで、本日の動画はこちら

http://bit.ly/2BDCJNl

Q:で、どうすればいいんですかね?

A:残念ながらiPadではできないので、PCか

Macをご用意ください。

Q:はい。

A:そしてウェルカムメールで送られてきたアドレス

https://earth.google.com/studio

にアクセスします。

Q:このあいだアクセスした

https://www.google.com/intl/ja/earth/studio

 とは違うので注意してほしいですね。

A:そのあとは、画面展開のテンプレートをつかった

方が最初は設定が楽なので、「テンプレートを使用する」

テンプレートの種類を選び、それから3D動画を作りたい

建造物を検索窓で探すとその場所が出てきます。

次に表示時間を設定してレンダリング開始、です。

Q:シンプルでいいですね。

A:でも注意なのは3Dデータは作れるけど、動画が

作れるわけじゃない。動画にする場合は画面録画で

動画化する必要があるので注意。

詳しくは動画を見ながら試してみてください。

Q:マスターしたら、冬休み明けに社会科の先生に

教えてあげたいと思います。絶対ウケそう・・・

A:ということで今日のお話はこれまで。

昨日までの達人セミナーでも「あ、メルマガ見てます」

って言っていただけました。冬の陣は裏方・進行でしたが

ランチや懇親会でそういうお声を何度もいただき

幸せでした。ありがとうございました。

Q:ことし再開したメルマガ連載もとりあえず

平成最後の年は乗り越えられました。

無理せずたまには休みながら2回目の108

を目指す所存です。来年もよろしくお願いします。

 

正実のなんでもICT相談室リターンズ その21 急報!Google Earth Studioをチェック!!

今日の動画はこちら 

http://bit.ly/2Gb9Nl4

Q:今日は先週の続きですか?

A:いや、今日は急遽、Google が始めた新サービスを

紹介することにした。動画作る時間がなくて、これだけ

しかできなかったけど、まずは動画見て欲しいんだけど、

GoogleEarthにあった3Dデータを使って、動画やアニメーション

を作ることができるサービスを始めたんだ。

Q:すごいですね!!

A:でも、まだ、登録だけを受け付けてて、まだ「受付完了」

メールが来なくて先に進めないからまずはチュートリアル

からチェックしたらどうだろうか。

https://earth.google.com/studio/docs/tutorials/

 

Q:うーん、自分で動画作るときとか、すごくクオリティ

上がりますよね。これはいい!!

A: CNNとかで使いそうな動画も作れちゃいそうだよね。

ドローンがない学校でも上空からの動画作れちゃいそうだね。

Q:また登録が完了したら取り上げましょうね。

A:ぜひそうしよう!

 

正実のなんでもICT相談室リターンズ その20 プレゼンテーションスライドの作り方②配色を考える

本日の動画 

https://youtu.be/cakr12wMAnw

Q:うーん、うーん、、、

A:何悩んでるの?

Q:コンテンツが決まってるのにスライド作りが進まないっす。

 スライドの配色をどうしたらいいのか困ってるんですよ。

A: 「色相環」って知ってる??

Q:シキソウカン?なんですかそれ?

A:ほれ、この情報の教科書にも書いてある。

Q:あれ、本当ですね。色が輪になって並んでるから色相環

 でも、これ、どうやって使うんですか?

A:そこだよね。

 輪の頂点にあるのは何色?

Q:明るい黄色、レモン色っていうか。

A:うん、じゃ、その正反対にあるのは?

Q:紫っすね。

A:そうこの反対にある色を「補色」っていうんだけど、

 補色を組み合わせて考えるとまずはいいってこと。

Q:なるほどなるほど。

A:あとは、3色組み合わせるのがトライアード、

4色を組み合わせるのがテトラード、ちょっと

変わったところでスプリットコンプリメンタリー

ってのもあるけど。

Q:あー、ちょっと用語が多くてお腹いっぱい。

A:だよね。なので、こういうのがあるw

The Psychology of Logo Color in How Consumers View Your Brand
by Larry Kim

http://bit.ly/2zHnUZU

Q:へぇ、企業ロゴの配色ってそういう意味が込められてるんです

ねぇ。なるほどなるほど。

A:デザインされてるものって形、色、マテリアル、それぞれに

意味が込められていると考えると、逆に「この作品の意図は

なんだろう?」ってかんがえるようになるじゃん。

そういう視点でこれからいろんなものを見るといいね。

Q:なるほどー、今日はすごく参考になりましたよ。

A:ま、迷ったら企業ロゴからパクるということで・・・

Q:あんまりやりすぎると「あ、これ、どこかでみたことが

あるなぁ・・・」って思われちゃいますよね。

A:そういう時は「トーン」を変えるといいかもね。

全体を同じぐらい淡くするんだよ。すると、色が落ち着く

から。あんまりビビットな色使いばかりしてると見てる方

は疲れるからね。

Q:なるほどー。

A:じゃ、最後に僕が参考にしてるものを参考文献として

ご紹介しておきますよ。

・見やすいプレゼン資料の作り方

http://bit.ly/2Sq6qIk

書籍版のこちらもおすすめ。

一生使える 見やすい資料のデザイン入門
https://amzn.to/2QwAK6Q

・色彩センスのいらない配色講座

http://bit.ly/2DY9ozP

・ノンデザイナーのための配色理論

http://bit.ly/2rku2mg

正実のなんでもICT相談室リターンズ その19 プレゼンテーションスライドの作り方① 

本日の動画

https://www.youtube.com/watch?v=g8woUiywjYM

Q:G県の英語プレゼン大会、終わりましたねー。

A:今年も熱戦&ハイレベルでした。

Q:運営側としても色々反省点ありましたけどね。

A:まぁ、何か大会とか運営してれば、全く反省点

ない、Everything's gonna be alright!なんてことは

ないからさ・・・

Q:で、今週から通常運転ですか?

A:って、この段階で締め切り時間過ぎてるけどね。

Q:何やるんですか?

A:とりあえずさ、プレゼン作るときの基本的な

スライド作成の考え方まとめておこうと思って。

Q:何か学生さん相手に講習する時も「これみて

おけ」てやれますしね。

A:そだねー

Q:で、どうします?

A:まずさ、「スライドのサイズ」について確認して

おくけどさ、2サイズあるんだけど知ってる?

Q:縦横比4:3が基本ですよね。

A:そう、縦3の横4、意外と四角に近いんだよね。

 でも、スライドを作る前にここの設定を僕なら

 変える。

Q:変えられるんですか?

A:keynoteなら右上の「書類」を押して、

 下に「スライドサイズ」ってのが出るからそこ

 をクリックしてワイドスクリーン16:9に

 変える。

Q:そんなに変わるもんですか?

A:それについては動画で実際の比較があるんで見て

もらうといいけど、結構変わる。印象もね。

Q:うーん、ワイドスクリーンに対応したプロジェクター

 使うなら圧倒的にこっちの方が有利ですよねぇ。

A:あとね、「余白を使う」「余白なしに写真を目一杯引き延ばす」

 この二つを使うだけでも大事かな。

Q:余白を残すことで注目させたいものに没入しますね。

 また写真をワイドスクリーン目一杯に伸ばすことで

 その写真の世界に没入できますね。

A:そう、そういうことね。あとさ、こういうことが分かってると

 無駄なアニメーションをどんどん省けて、写真で勝負できる

 ようになると、スライド作る時間も削られるから。

 スライド作りに一生懸命になってスクリプトを読み込む、

 自分の言葉として取り込むことに時間が割けないのは

 本末転倒だもの。

Q:ですよねぇ・・・

 

正実のなんでもICT相談室リターンズ その18 正実、とうとうAndroidに手を出す(後編)

http://bit.ly/2Q0os6k

Q:先週のテキストマイニングの話でサクッと

企画倒れの様相のAndroidですけど、

どうしますか?

A:だって、、、Kindle Fire8 HD (2017)←今販売の1つ前モデル

遅くて使う気になれないんだもん・・・。

Q:それ、問題ですよね。何かアプリ入れて速くならないんですか?

A:今の世代はメモリクリアして速くなるって訳でもないみたい。

https://androidjiten.com/archives/360

Q:うーん、だとすると、値段なり、なんでしょうかね。

A:北海道の大塚先生の推してた中国製タブレットの中には高性能

 なものもあるようだからそれらは使ってみないとなんとも

 いえないけど、iPadと張り合うぐらいのものってそれなり

 にすると思うから、そうなるとそれなりの値段のAndroid

 買うことになるんじゃないかなぁ。

Q:そうなるとアプリの充実度からすると、iPadに軍配って感じ

 ですかねぇ・・・

A:Androidアプリの中にもいいものはあるんだろうけど、

 いいアプリほど「iOSじゃなきゃ!」「Andoridじゃなきゃ!」

 なんてアプリもなくどんな端末でも使える

 ユニバーサルアプリになってることが多いから、どっちでも

 いいといえば良いんじゃないかな。

Q:どんなものがあります?

A:僕が紹介してきたアプリでも

Kahoot!, Quizlet,  Quizlet Live!, Padlet, 

Edomodo, SeeSaw, この辺りの大手のアプリは

絶対機種依存しない。Webベースでやってるって

いうのもあるけど。

Q:だとするとあとはその端末がどれぐらい現役で

使えるか、ですよねぇ。

A:iPadはそれこそ、いまだにMini2でもそれなりには

学習活動に使えるからねぇ。(在任校が終売直前で

叩き売り価格で導入したものがいまだに普通に使えて

ますから・・。)

 

そう思うと、息の長さで選ぶと、AndroidよりもiPadの方が

今の段階では見込みがあるかな、という気がします。

(むしろ安いからといってAndroid特にKindleを40台とか

買うのは拙速、としか言いようがないと思う。とりあえず

台数だけは確保できてもそのあとの活用でつまづくと思います。)

 

早速2018iPadProのレビューをしてくださってる方もいますが

Androidでこのレベルの機能を持ったものって知らないですね。

多分ライバルはサーフィスでしょう。

【読むな危険】iPad Pro 2018 が割と日常の学習向けに完璧なのでレビューしてみる - EverLearning!  より

http://bit.ly/2Q0os6k

 ま、「顔認証でさっと使える状態になる」ことが本当にいいのか

は別として、使いたい時にさっと取り出して使える、

「電子辞書を使った時のあの感動」のことを考えればその重要性

はおわかりのことかと思います。だとするとアプリの起動で

もたつく端末は基本的に学習器具としては「アウト」です。

Q:「あぁ、晩だ、勉強辞める=abondon」で始まるあの

単語帳と同じですね

A:いや、あれはあれで名作だと俺は思ってるけど。

(単語帳の最初が「勉強辞める」最高だな!って高校生の時

思いましたけどねぇ・・・紹介してくれた後藤武士先生に感謝)

 

ということで、Andoroid派の先生方の反論あればぜひ紹介したい

のでタツセミのメールアドレスか僕のアカウントに直接

ご連絡ください。「Androidのここがすごい!」「Android

この機種は速い!」などなど・・・

 

 

正実のなんでもICT相談室リターンズ その17 何かに使える・・かも テキストマイニング

本日の動画はこちら

https://youtu.be/H0ZV1OtAofc

 

A: えー、今日はユーザーローカルって言う会社が提供してる

テキストマイニングツールを使って、データ解析的なことを

やってみようと思います。

Q:なんか難しそう。エクセルとか苦手なんですよね。

A:いや、エクセルいらない。大学でやったCHILSとかも

使わない。コピペオンリー。

Q:いいですねー、それ。どうすればいいんですか?

A:まずここにアクセスして

https://textmining.userlocal.jp/

で、適当にどこかからテキストデータをコピペして貼り付ける、

以上。

Q:うそー、それでこんなワードクラウド作れたりするんですね。

いいですねー。早速やってみよー。

これって教科書データコピペして解析すれば教科書全体でどんな

語彙の頻度が高いかもみれますし、英検とか各種検定試験の

解析でも使えそう。

A:解説するとたったこれだけなのですが・・・この面白さは

実際やってみないと、と思いますので、ぜひ、

動画見ながらぜひやってみてください。

正実のなんでもICT相談室リターンズ その16 今日は時事ネタ(1)

Q:ちょっと今日メルマガ発行日ですよ。

A:動画撮る時間ない…

Q:谷口先生に休載って言いますか?

A:それは申し訳ないので気になったニュース

 を取り上げます。知らん人いるかも。

Q:で、どのニュースですか?

A:ズバリ、このニュース。

 H31年度実施予定の中学生対象の「話すこと」

 調査について。

resemom.jp

【全国学力テスト】H31年実施に向け英語「話すこと」調査、手順など公開 | リセマム

https://resemom.jp/article/2018/10/10/47139.html

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/zenkoku/1409973.htm

Q:うーん、これって、可能なんですかねぇ。

 十分な台数のPCがあるの?って思うんですが。

 (しかも、ウィンドウズのみ!ってのが・・・)

A:とりあえず全国の中学校の情報教室に何台ぐらいPC

あるんだろ?って思ったんで調べてみた

363504台/9626情報教室@中学校=37台〜38台

*学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果

・平成28年度) http://bit.ly/2JuVdTP のP2から。

Q:まぁ、40台、1クラス分ってことですよねぇ。

A:妥当だね。でもこれ見てやばいと思わない?

f:id:watanabemasamidesu:20181030132949j:plain

Q:いまだにVistaとかXpおいてる学校あるんですね・・・

A:まぁ、今回の調査はWindows7以上だから、よっぽど

  大丈夫だとは思うけど。ただ、これ以外にMac,

       タブレット類も別表にあるので、タブレットで整備してる

  学校はアウトだよねぇ。

Q:どうするんですかねー。

A:結構準備も大変。事前にPCに調査用のプログラムをDLして、

 (そのためのフィルタリング解除はいうまでもない・・・)

 展開・インストールの準備、USBでデータ回収って人力に

 頼るっていうけど、USBそもそも使用禁止っていうセキュリティ 

 ポリシーのところはどうするの?ポート(刺すところね)を

 物理的に潰しちゃってる場合もあるかもしれないし。

Q:うーん、カオスですね。

A:しかもさ、手動なりでUSBにデータ落として、再起動で全て

 初期状態に戻る設定の学校はいいけど、そうじゃない学校は

Q:アンインストール40台分・・・

A:働き方改革ってどこ行っちゃったんですかねー。

今回の謎な点

1)なぜOS、端末種類に依存するシステムに?

  Webで実施、そのままデータアップロードできる形に

  すれば機種依存関係ないやん?

2)なぜUSBにデータ保存?

  紛失したら?っていうか、紛失してもいいように

  セキュリティかけられるUSBって巷に売ってる

  激安USBよりも容量少なくてめーっちゃ高いんやで?

3)マニュアルを事前に作れ?

  あのー、中学生が初見で触って直感的にわかるシステム

  じゃないと時間割通りにできるわけないですよねー。

  って、モデル時間割 http://bit.ly/2ELOPsm 

  となってるが、50分で3クラスを15分ずつ捌くって

  どんだけ神や!?教室と情報教室離れてたら無理

  やろー。足りなきゃ4限も使えって問題漏れるやろー。

 

Q:ってことで、現場の先生方、今から何か対策した方が

    いいんじゃないでしょうかねぇ・・・